令和8年4月度 LuckyFM茨城放送 番組審議会議事録概要

番組審議会議事録概要

令和8年4月度 LuckyFM茨城放送 番組審議会議事録概要

開催日時
令和8年4月28日(火)
AM10:33~AM11:18
開催場所
LuckyFM茨城放送本社3階会議室
委員の出席 [*印 委員長 ・印 副委員長]
  • 小 西 俊 一 [ * ]
  • 鎌 田 賢   [ ・ ]
  • 高 橋 美 紀
  • 中 本 洋 和
  • 松 橋 裕 子
  • 宮 崎 健
  • 山 本 和 朗

茨城放送出席者

  • 代表取締役社長

    黒 坂 修

  • 編成事業部リーダー

    鴨 川 貴 史

  • 審議会事務局

    宮 田 浩 二

議題
『よぐよぐオシャらぐッ in ヤバいぜ!いばらき LuckyFM ラジオ祭り2026』
2026年3月29日(日)14:00~14:55放送

委員からの意見

委員

 バロン山崎さんとマシコタツロウさんによる安定した面白さと「ハズレがない」期待通りの構成に仕上がっていた。今回の公開生放送でも、会場の観客だけでなくラジオの前のリスナーにも配慮した展開がなされていて、これまで積み重ねてきた番組としての熟練度を感じた。
 一方、茨城弁で喋り倒すスタイルが魅力である反面、今回の「煮いか」の話題のように、初めてのリスナーや「煮いか」に馴染みのない人には一度聞いただけでは理解しにくい面も見られ、リスナーが置いてけぼりになる懸念もある。
 番組構成については、定番の流れを維持しつつも企画にさらなる工夫の余地があると感じた。
 ゲストの赤プルさんと山口あやさんはお馴染み故、トークの安定感はあったがデートコースを紹介するコーナーはやや冗長に感じられた。コーナーの切り分け方などをもう一ひねりすることで、より聞き応えが増したのではないか。
 総じて、固定ファンを持つ茨城放送の看板番組の一つだからこそ、そろそろ番組をさらにブラッシュアップしていくタイミングに来ていると感じる。今後の進化に期待したい。

委員

 前回聴取した際も非常に面白かったため、今回も期待して聞いた。番組タイトルの「オシャらぐッ」を含め、茨城弁に馴染みがないリスナーに向けて、例えば冒頭で言葉の意味についての簡単な説明があると、より番組に入りやすくなるといつも感じる。
 内容に関しては大変面白く、山口あやさんの栃木県における「びっくりドンキー」の話題など、地域ならではのローカルな話題に親しみを持って聴くことができた。
 ゲストの赤プルさんによるトークは、どこまでが妄想でどこまでが実話なのかというスリルがあって面白かった反面、昨今のコンプライアンスの観点から公開収録での発言としてはややハラハラする場面もあった。
 また、この番組を通じて福岡堰のような魅力的な桜の名所を知るきっかけにもなり、デートコースの提案を通じて茨城と栃木がお互いに地元をアピールし合う展開は非常に有意義だと感じた。

委員

 本作を初めて聴取したが、非常に強烈なインパクトを持つ番組だと思った。番組のターゲット層が「茨城に長く在住し、普段から家族や知人と気兼ねなく茨城弁で会話を楽しんでいる人々」へと明確にしていると感じ、その層に深く刺さるコンテンツとして制作されていることが十分に伝わった。ここでしか生み出せない魅力にあふれていて、他のメディアとの差別化を図るという意味でも非常に重要かつ有意義な番組であると高く評価したい。
 内容に関しては番組を盛り上げるために、出演者が皆あえて多少ハメを外すようなトークを展開する演出があると思った。コンプライアンスや表現に対する制約が日々厳しくなっている昨今の状況において、関係者が細心の注意を払いながらも、ある程度きわどい表現を許容して面白い番組を作ろうとする強い気概が感じられた。厳しい環境下で果敢にエンターテインメント性を追求する制作チームからは、非常に高いプロ意識がうかがえた。
 1点気になったところとして、出演者の契約更新をかけた勝負仕立ての演出について言及したい。番組を盛り上げるための演出であるとは推測できるが、敗者にペナルティを科すような形式は現代のリスナー心理にそぐわない側面もある。今の時世を鑑みると、むしろ「勝者へご褒美を与える」というポジティブな形式に転換したほうが、今の時代により受け入れられやすく、支持を得られるのではないかと思った。

委員

 県北出身の立場から見ても番組タイトルの「よぐよぐオシャらぐッ」や掛け声の「かえって、どうも」は、県北地域では馴染みが薄く、かなり強めに茨城弁へ振り切ったコンセプトであると感じた。
 今回の「煮いか」に関しては私は食べたこともなく、茨城県民としても「ソウルフード」と言われてもピンと来ず、かなり県西地域や栃木寄りに振りきった話題だと思った。
 ご当地対決におけるヤンキー演出は会場やリスナーもデフォルメであることを承知の上で楽しんでいると感じた。マシコさんの鉾田市のネタなど、地元固有の話題でコアな層を確実に掴んでいて、会場の一体感やイベント感は非常に高く評価できる。
 一方で、番組が特定のコアな層や年齢層に振り切っているため、今後はこれを「茨城弁を題材にした笑点」のような独自路線として突き詰めるのか、あるいは内容をマイルドにブラッシュアップして幅広い世代に受けるようにしていくのか、番組の方向性を明確に定めていく必要があると感じた。

委員

 「ラジオまつり2026」で公開収録された特番は、参加者が後日放送を通じて当日の盛り上がりを再体験できるという公開収録ならではの利点が活かされていた。レギュラー番組で培われたパーソナリティとリスナーの強い絆により、不定期の特番が「お祭り」や「オフ会」のような熱量を持つ場として機能している。
 特別ゲストを迎えた「栃木・茨城対戦」では、郷土料理の「煮いか」や「いちごの銘柄」を巡るトークへの展開が秀逸であった。デートコース提案企画では、番組のノリに合わせたヤンキー色の強いストーリーが双方から披露されたが、山口あやさんの妄想を交えた展開力や、赤プルさんの具体的な実体験に基づくトークは、ともに情景が浮かぶラジオに適した質の高い内容であり、非常に感銘を受けた。

委員

 イベントは馴染みのパーソナリティと女性ゲストによるテンポの良い茨城弁の掛け合いや、茨城と栃木の対決コーナーにより、コアなリスナーを中心に会場を大きく沸かせていた。茨城固有の笑いのツボやラジオらしい演出が機能していた一方で、コンテンツの内容やノスタルジックな笑いの性質から、楽しめる対象がパーソナリティと同世代の50代以上の中高年層に限定されている点が懸念される。
 ラジオの将来を見据えた場合、こうした身内向けのコンテンツだけでは限界があり、若年層やラジコを通じた県外リスナーの視点、また現代の地域事情とのギャップに対する製作側の想像力が不可欠である。「ご当地対決」や「田舎自慢」は老若男女が関心を持つ普遍的なテーマであるからこそ、単なる内輪受けの「お手軽な内容」に留めず、幅広い世代を惹きつけるための工夫や新たなチャレンジを期待したい。

委員

 「ラジオ祭り2026」の特番は、地域イベントの熱量をリアルタイムで届け、親しみやすい地域性と祝祭性を生み出している点で非常に意義深い。
 一方で、既存リスナーとの強い親密さが、新規リスナーにとっての敷居の高さや内輪受けになり得る側面も否定できない。特にPodcastやSNSを横断して情報に触れるZ世代などの若い層を取り込むためには、放送を聴くだけでなく「切り抜き動画」や「SNSの裏側公開」といった複数メディアで話題が循環する設計への転換が必要だと感じる。
 また、他県からの移住者視点で見ると、茨城の魅力は観光資源のみならず、人との距離感や暮らしの実感にある。この価値を地域内だけで完結させず、外から来た人や次世代にも届く言葉に翻訳していくことが認知拡大には不可欠である。今後は、単なる「聴く放送局」に留まらず、リアルイベントやデジタルメディアを通じて「地域の関係性を編集し新たな繋がりを生み出すメディア」へと進化し、さらなる価値を創造することを期待したい。

2026年05月31日

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