令和5年10月度 茨城放送番組審議会議事録概要

番組審議会議事録概要

令和5年10月度 茨城放送番組審議会議事録概要

開催日時
令和5年10月31日(火)
AM10:29~AM11:29
開催場所
茨城放送本社3階会議室
委員の出席 [*印 委員長 ・印 副委員長]
  • 渋 谷 照 夫 [ * ]
  • 小 西 俊 一 [ ・ ]
  • 樫 本 淳
  • 鎌 田 賢
  • 菊 池 康 弘
  • 斎 藤 敦
  • 鷲 田 美 加

茨城放送出席者

  • 取締役会長

    北 島 重 司

  • 代表取締役社長

    阿 部 重 典

  • 編成事業部リーダー

    鴨 川 貴 史

  • 編成事業部ディレクター

    川 島 健 二

  • 審議会事務局

    宮 田 浩 二

議題
「今夜はLucky Night~あやペンウエンズデー~」
毎週水曜日 22:00~24:00 放送

委員からの意見

委員

 今回の番組、私自身はすごく楽しく聞いた。聞き手を選ぶ番組だと率直に思うけれども、週の真ん中夜10時からのバラエティ番組で、聞いたところだけかもしれないが、下ネタメインのバラエティ番組があってもいいと風う。
 パーソナリティの力量によるところが大きく、同様の話題をするにしても人が違うと聞き手の印象は全然変ってくる。今回はすごくバランスが取れていた。オスペンギンと山口さんの掛け合いが好きで聞いてるリスナーも結構いるのではないか。
 「みんなでベストアンサー」は、ネットにある質問に対しベストアンサーを狙いに行く企画。そこに小ネタを挟み込む。それを生放送でやるところが新しい。斬新な企画だと思った。
 「淫休さん」ではこれを一つのコーナーにしているのもなかなか面白い。ただ他の委員からも指摘あったが、放送禁止ギリギリのところで淫智に変換して話すというのは話し手の技量が問われるところ。そのギリギリを聞き手も話し手も楽しむコーナーだと理解した。
 2時間の番組を約1時間に短縮した音源だったので、全体の雰囲気がわからない部分はあるが、真面目な話はいらないと思った。恐らくオスペンギンのファンも一定数いて、下ネタだけ話す芸人ではないと思う。そういうファン層を取り込む、ただこの番組は下ネタが多いので敬遠するリスナーがいるとすればもったいない気がする。そういうコーナーのメリハリをうまくやると、リスナー層も開拓していけるのではないか。

委員

 この番組はどういうリスナー層を狙ってる番組なのか。選曲はAKBからアースシェイカーまで幅広く、我々はアースシェイカーすごく嬉しいが若者は知ってるのかと思う選曲だった。
 FMの番組を聞いてる感じ。パーソナリティ3人の息があっている雰囲気が伝わってきて、トークも引っかかることなくすっと耳に入ってきた。車の運転しながら聞くのに合ってる。
 その一方で3人の誰もツッコミ役をしていないので、全体的にメリハリがないと感じる。淡々と流れていくので誰かツッコミ役がいた方がいいのでは。
 淫休さんのコーナーは正直笑えない下ネタで、目玉コーナーとするにはどうかと思った。もっと全国のハガキ職人が競って投稿するような正統派の目玉コーナーを作ったら盛り上がるのではないか。

委員

 昔はエロトークやエロパロディを売りにした番組は結構あって、茨城放送の場合はそういうトーンの番組はほとんどなかったと思うけれども、谷村新司さんあるいは笑福亭鶴光さん、そういう方々の番組も毎週欠かさず聞いてた世代なので、それに比べるとかなり気を使ったエロトーク、放送コードは当時30年、40年前に比べるとかなり厳しくなっているのか?非常にそこに気を使ってる感じが最初にして、ものすごく言葉を選んでいて、気遣いを先に感じてしまいエロトークを爆発させてる印象がものすごく薄かった。
 この時代に非常に貴重なコーナーだと思うので、続けてほしいと思うけれども、おそらくこういう時代だからこそやるには相当な覚悟みたいなものが必要だと思う。そのあたりの共通認識みたいなものがあるともう少し変わってくるのではないか。
 オープニングトークでは藤井聡太さんの8冠を絡めた話が出て、タイムリーな話から入ったことで好印象を受けた。やはり当日の話題等が入ることで生放送のリアルさを感じた。
 「みんなでベストアンサー」は中々相談を選ぶのが大変ではないか。放送に差し支えないような相談、あまり辛辣なものとかを選んで茶化すわけではないけれども、トークの材料に使うには非常に微妙なところもあると思う。
 他の委員からも発言あったがこの三人の絡みは非常に軽妙で、全体として良かった。

委員

 週3回ある「今夜はLucky Night」のうち、異色なものに力を入れてる感じがした。3人という事以外に芸人が担当しているのも見せ所だと思う。
 夜中の番組ということもあり、最初からのエロパロディとか下ネタが2時間も続くのかと聞く前から心配していた。他の委員からも発言あったが、放送禁止用語や放送事故に対して少し神経質に言われる時代なので、そういうことを気にして話したらつまらなくなる。この3人のトークを心配したけれども、これが全く意外で3人ともわざとらしくなく、楽しそうに語り合っていた。
 このエロという話題は大事だと思う。これを今避けてるところがある。少し際どい話を入れるというのはなかなか勇気のあることで、大事なことだと思う。そういうことをリスナーは実は期待してるところもあると思う。その辺のきわどいところの話は大事だと思う。勇気を持って3年半も続けているので、これからも続けて欲しい。

委員

 山口さんの捌き能力が発揮されていると思う。山口さんも上手だけれども、オスペンギンもさすがプロ、上手だと思った。しかもそれを生放送でやるというところがすごい。
 「みんなでベストアンサー」はYahoo知恵袋の相談内容に対して、番組内でリスナーからの考察・提案をX経由で集めながら相談者の状況分析とアンサー創作を仕上げて投稿し、その成果を後日振り返る企画だと理解した。企画もおもしろいが、生放送中にリスナーからの意見を絡めておもしろく展開しつつ、形にまとめるのは出演者の才能によるものと思う。
 「淫休さん」は危ないラインを守りつつ、瞬発力で勝負する難しい競技と理解した。放送事故にならないよう神経を使うから、調子が出ないときもあるのではないか。

委員

 今回は、パーソナリティの山口あやさんとオスペンギンの軽快なやり取りが続く毎週水曜日の深夜を彩る大人向け番組。
 水曜日という一週間の折り返しの夜に、何も考えずぼんやりと聞き流せる肩の凝らない番組。
 基本的にはリスナーからの投稿をネタにMC 3人が内輪で楽しむという番組と思うが、3人の中では意味合いが共有されている事も、リスナーには伝わっていない場面もあるようなので、その辺りは番組としてどう捉えているのか気になった。
 この番組は下ネタを番組の味付けにしているので、子どもが聴いている場合も想定して、あまり過激な発言が飛び出すことのないよう留意してほしい。
 生放送はリスナーとの一体感が醸成できるという利点はあるが、修正はできないので、万が一にも放送事故に至ることがないよう運営には細心の注意で臨んでほしい。

委員

 オスペンギンが繰り出す下ネタを、明るく爽やかに受け流す山口あやさんに好感を持った。お酒が入っているのではないかと思わせるような軽いノリのトークは、水曜日の夜生放送という設定がちょうど良いと感じた。
 SNSを活用し、リアルタイムで参加するリスナーの質問やツッコミが素晴らしい。心が温かくなる、パーソナリティとリスナーとのコラボ番組だと思う。
 全国区で聴いてもらえる番組を意識して、あえてバランスをとっていると思うが、茨城ファンとしてはもう少し茨城ネタが多いと嬉しい。
 ジングルがバラエティに富んでいて楽しめる。中でも番組名を4回交代で連呼するジングルが気に入った。
 リスナー層は男性中心かと思いきや女性からの投稿も紹介されていて、実際女性のリスナーも意外と多いのではないかと感じた。

2023年11月30日

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