令和4年10月度 茨城放送番組審議会議事録概要

番組審議会議事録概要

令和4年10月度 茨城放送番組審議会議事録概要

開催日時
令和4年10月31日(月)
AM10:59~AM11:48
開催場所
茨城放送本社3階会議室
委員の出席 [*印 委員長 ・印 副委員長]
  • 渋 谷 照 夫 [ * ]
  • 小 西 俊 一 [ ・ ]
  • 池 田 敦 彦
  • 鎌 田 賢
  • 菊 池 康 弘
  • 鷲 田 美 加
  • 渡 辺 勝

茨城放送出席者

  • 取締役会長

    北 島 重 司

  • 代表取締役社長

    阿 部 重 典

  • 編成事業部リーダー

    鴨 川 貴 史

  • 編成事業部ディレクター

    佐 野 智 興

  • 審議会事務局

    宮 田 浩 二

議題
「 ケーズデンキ presents ロボッツロッカールーム 」
 毎週金曜日20:00~20:30 放送

委員からの意見

委員

 この番組は2年前の2月からスタートして、その時はロボッツが活躍し始めの頃で、今やB1に昇格して大活躍している。本当に2年間で随分変わったので、改めてもう1回審議する意味は大いにあると思う。
 まず時間帯が前回の審議の時には夜9時から9時30分だったのが、1時間早めて8時からになっている。夕食後あるいは退勤時間に車の中で聴く人もいるので、ちょうどいい時間帯でリスナーの期待に応えられる番組だと思う。
 番組は2つのコーナーで構成されていて、最初が「ムッチーズ・アイ」。後半で「ピックアンドロール・クエスチョン」。パーソナリティのムッチー鈴木さんが司会進行で、大変わかりやすい。前半では、選手の視点から振り返ることで、ジャワラ・ジョセフ選手、この人の視点からロボッツの印象どうですかという質問に対し、非常にファミリー的な感じで選手だけではなく、スタッフもみんな全員がファミリー的だとわかった。
 後半のリスナーからの質問も大変よく見ていると感心した。好き嫌いなど聞いてみるとなんとなくその人の生活というか、イメージがわかる。特にお子さんのエピソードで、その娘のために頑張るというような家族愛の話を聞けてホッとした。そういう話を引き出せたのはとても良かった。
 今回の番組を通して、ロッカールームという名前の通り、裏側の話をリスナーに提供することは、大変幅広くなって良いことだと思った。

委員

 番組も茨城ロボッツを応援する、あるいはB1に上がって頑張ろう、盛り上げていくことにすごく貢献している番組だと思う。
 番組の内容は、肝になってるのが毎回選手や関係者を呼んで、すぐ直近の試合の印象、次節に向けての展望などを聞けたりと、ファンにはすごいたまらなく聞きたい内容が盛りだくさんで、本当に応援してる人は毎週聞いてるような番組だと思う。
 そうすると話題の鮮度がすごい大事になってくると思う。選手、関係者は結構タイトなスケジュールではないか。これを続けてくのは試合が蜜になってきたり、あるいは逆に間隔が開いた時にどういう放送で組み立てていくのか、少し工夫が必要になってくるのではないか。
 パーソナリティのムッチー鈴木さん。専門用語みたいなものが出てきても違和感なく聴けたり、選手へのインタビューも聞きたいことをまさに聞いてくれるというところでは、普段からずっと見てるからできるのだろうと思った。
 バスケットボールの温度感、そういうものが他のスポーツよりもラジオにひょっとしたら馴染むのかとも思った。アリーナの音などが入りながら番組を聞くと生ではないけれども、すごく臨場感のある不思議な感じがした。引き続き工夫しなしながらやってもらえればと思う。

委員

 バスケットボールを普段見ないけれども、とても良い番組だなと思った。一言で言うとわかりやすい、聞きやすい、時間も適切という感じがする。好きな方は1時間でも2時間でも聞けるかもしれないが、コアなファンの方のみならず、入り口にまだたどり着いているかいないかぐらいのようなリスナーも、しっかり聞けるという印象を持った。
 細かい点として、ジャワラ・ジョセフ選手。父親がマリの方で母親が日本人で、日本で育ったなど基本データみたいなものを紹介してもいいと思う。
 私も番組を毎週まわしてくのは大変なんじゃないかと思う。ゲストは選手中心なのかどうか。過去に出た方が再び出ることがあるのかどうか。その時に話題がかぶったりしたら困ると思うが、そのあたりどんな工夫をされているのかいうのを伺いたい。
 アリーナで応援メッセージを録音すること、私はとてもいいと思った。スタジオだけというよりやはりバスケットの臨場感も味わえるし、ファンの気持ちが入ってるコメントを聞かされるとなるほどと思う。全体的によくできた構成だと思った。

委員

 アリーナMCのムッチー鈴木さんがゲスト選手とともに直近の試合を振り返る「ムッチーズ・アイ」では、話の流れをつくるのがとても上手で、臨場感をもって試合前・試合中・試合後の選手の考えや気持ちをリスナーに届けることに成功していると思う。選手が紹介する楽曲をかけている間にブースターは記憶を確かなものにして、次の試合を見るときには選手の気持ちを想像しながら応援を楽しめると思った。
 さらに、ブースターからの質問とメッセージをもとにゲスト選手の情報を引き出す「ピックアンドロール・クエスチョン」では、ブースターはもとより、バスケットボールファンではない一般リスナーにとっても、エピソードを聞いて選手の人柄を知ることができると思う。一般のリスナーは、選手個人への興味をきっかけにして、ロボッツやバスケットボールへの関心を高められると思った。
ア ベレージなリスナーがすでに捕まえられてるのではないか。コアなファンの方はどう捉えてるのか分からないが、まだ興味を持ち始めるからどうかわからない人に人物から入っていって広げていくというのが、聞いていて楽しいものだと思った。

委員

 ロボッツとの連携企画ということで、茨城放送の中でも非常に大切な企画のひとつなのだろう。
 番組のタイトルがロッカールームということで、個人的には試合後の興奮冷めやらぬ状況や選手のプライベートに突っ込んだ内容なのかと思っていたが、聴いた印象としてはMCと選手が1対1ということもあり、思っていたより淡々としたトーク番組という印象を持った。
 番組の感想は、前半はゲストの選手と試合を振り返ってチーム内部の状況や選手の心境の話があったと思う。個人的にはコーナーに入る前など、前節の試合の結果や順位といった基本的な情報を入れてもらえると良いと思う。
 後半の質問コーナーは、チームの裏側や選手の人となりが見えてくる。ロボッツを身近に感じてもらいたい趣旨が伝わってきた。
 試合会場の観客の声は観客と選手をつなぐ機会にもなると思うし、リスナーも聴いてる我々も試合を観戦してみようかという気も起きるかもしれないので、もう少し多く紹介してもよかった。
 最後に茨城ロボッツが開幕戦に4千人を集めたり、オールスターゲームが水戸で開催されるというような話も聞いている。今後ロボッツを初め、プロバスケットボールの魅力を高めて大いに盛り上がることを期待したい。

委員

 茨城ロボッツがB1で活躍しているということで、番組も以前に増して注目されているのではないかと思い聞いた。
 前節の試合をパーソナリティと選手の視点から振り返る「ムッチーズ・アイ」に関しては、ムッチー鈴木さんの臨場感ある話の進め方が素晴らしかった。会場に足を運んだことのない方にも興味を持ってもらえて、試合の応援に行くきっかけにもなるのではないか。
 後半の「ピックアンドロール・クエスチョン」も、選手の人となりにスポットを当てて、ユニフォームや家族、食べ物のことなどエピソードから選手に親近感を持てて、ブースターにとってはたまらない話題だろうし、初めて聞く人にとっても、導入としてとても良いコーナーだと思う。
 こういった番組ではコアなファンと一般のリスナーどちらにも満足して楽しんでもらえる内容というのが課題になってくると思う。やはり表から分からないここだけの話や裏側の話というのはラジオで一番聞きたいと思う。そういった視点で作られてるところに非常に興味を持ったし、楽しませてもらった。バスケで茨城を盛り上げるということをラジオからもぜひ発信してほしい。

委員

 地元のプロスポーツチームを盛り上げるということは、地元マスコミの使命であると思う。茨城の総合力としてB1のポジションの維持、そして優勝へ導くようなそんな日が来るといいと思う。試合ばかりではなく、例えばシーズン前、シーズン後あたりに特集番組を組んで、今シーズンの目標とか、今シーズンはこんな振り返りになりましたなど、是非とも長寿番組に育ててほしい。
 選手をゲストに呼んで試合を振り返る「ムッチーズ・アイ」、リスナーの質問やメッセージを紹介する「ピックアンドロール・クエスチョン」。ともにファンとの距離を縮める企画で好感を持った。
 選手の生の声でチーム方針、コーチからの指示、試合の場面、局面、その時その時の選手の気持ちや思いが伝わるということは、ファンにとってたまらないことなんだろうなと想像できる。今回、ジョセフ選手がロボッツのチームとしての雰囲気について、感覚を含めてファミリーを感じるというような言葉があったが、ファンにとっては感動的な言葉だと思う。パーソナリティはその言葉をうまく引き出したと感じた。
 番組資料の中に、試合会場での取材を行った週にはブースターの声を収録するとあるので、是非臨場感のある番組にするためにも可能な限り取材してほしい。
 「ピックアンドロール・クエスチョン」については、背番号88の由来や娘さんについて、あるいは自身がどんな子供時代だったか、好きな食べ物はなどの質問が寄せられていて、ファンというのは選手について細々としたことまで知りたいのだなと改めて感じた。それを選手が直に答えることは、選手とファンの距離を縮めるにも最も効果があると思う。
 番組の中でパーソナリティが4千人の観客の中でMCを務めたのは初めてだったという発言に、ジョセフ選手がそれをスタンダードにしたいと応じる場面があった。それを実現するためにもこの番組が果たす役割は大きいと思う。是非、息長く、詳しく、生々しく伝えてほしい。
 最後に選手のリクエスト曲を流すというのもファンにとって、その選手の音楽的なことを知るのに大変価値のあることだと思う。今回の曲、私も知らなかったけれども、年甲斐もなく良い曲だなと感動した。

2022年11月30日

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