平成31年3月度 茨城放送番組審議会議事録概要

番組審議会議事録概要

平成31年3月度 茨城放送番組審議会議事録概要

開催日時
平成31年3月26日(木)AM10:30~PM0:00
開催場所
茨城放送本社5階会議室
委員の出席 [*印 委員長 ・印 副委員長]
  • 渋 谷 照 夫 [*]
  • 米 倉 達 広 [・]
  • 小 川 敏 正
  • 小 西 俊 一
  • 大 川 遵 一

茨城放送出席者

  • 代表取締役社長         

    北 島 重 司

  • 取締役兼編成局長        

    阿 部 重 典

  • 編成局編成制作部部長      

    鴨 川 貴 史

  • 番組ディレクター        

    畑 中 一 也

議題
『3.11 あの瞬間(とき)を忘れない いま、必要なこととは。』
  放送日時:2019年3月10日(日)18:15 ~ 18:45

委員からの意見

委員

番組最後の「命を守るために茨城放送は、これからも皆さんと一緒に、自ら考え、行動し、情報を発信してまいります」という力強いメッセージは、大変頼もしく感じた。
  我々人類が生きてきた中で、飢饉、疫病、戦争が大きな課題だと言われており、その課題を解決しながら歩んできたが、近年の異常気象から防災も重要な課題になるのではないだろうか。しかし、人間の記憶は時間の経過と共に薄れてしまうものであると感じている。その中で大震災の記憶を風化させないためにこのような番組は大切である。こういった番組の価値は、年々高まっているのではないだろうか。県民、企業、自治体等にアンケート調査を  し、幅広くインタビューを行うなど、時間をかけて企画し制作をしていることに、防災ステーションとしての意気込みを強く感じた。番組後半での「自治体と住民の役割分担を考えなければならない。住民の側に情報を積極的に受け止める気持ちがあるかどうか」というコメントには、改めて感じるものがあった。また、若い世代にインタビューをしたことは効果的だった。特に、水戸二高生の「非常時において周囲に医者がいるとは限らない、自分達で出来ることを増やしておくことが大切だ」という言葉は大変印象に残った。今後も県民の防災意識が高まるように、このような番組を継続して放送して欲しい。

委員

アンケート調査とインタビューで震災の記憶をよみがえらせてくれたと感じている。現在の被災地の様子や県民の震災の記憶を改めて知る機会になった。私自身は、昨年、気仙沼を訪問し情報を得た際に、被災地でも震災の記憶が忘れられているという言葉を聞いてきた経験があったが、アンケート実施により、茨城でも企業で4割、住民ではおよそ半数が忘れがちだとの回答に再び懸念を感じた。県内各市の住民や企業などへのインタビューにおいては、「取り組みはしているが効果があるのか不安がある」との意見を、番組を機会に知ることが出来た。一方、水戸二高生が「医者がいないことを考え応急処置を覚えておきたい」という意見や、水戸市内の小学生の「幼い子供の救助を自分でやりたい」など、子供たちの心強い考えが聞けて安心したが、番組最後の防災士の「共助出来るためのコミュニティの伸びが不十分だ」との言葉には納得する一方で不安を感じた。

委員

災害時への対応について、自治体や企業、あるいは住民の方に直接マイクを向けての生の声は大変興味深かった。特に、街頭インタビューにおいて、水戸二高生が「列車に乗る前には閉じ込められることを想定してトイレに行く」という意見には驚いた。飲料水や食べ物を備えることは知識としてあったが、感心する意見だった。水戸市内の小学生の「幼い子を救助したい」との意見にも感心した。また、自治体が作成しているハザードマップが入手できていないというリアルな声を番組を通して聴くことが出来たのは、ラジオには映像が無い分、一般の方々は、普段着の声(本音の意見)を出し易い面があるのだろうと改めて感じた。残念な点は、大変精力的に幅広く取材をされた番組ですが、時間枠30分の中に詰め込みすぎという印象があった。一方で、常総市の民生委員のネットワークの話や、龍ヶ崎市の地区別の防災計画づくりについては、もう少し突っ込んで欲しいと感じた。

委員

 茨城放送では、東日本大震災以降、毎年3月に震災の特別番組を放送しておりますが、今回の番組は、「私たちに何ができるのか」そして「いま、私たちにできることは何か」というテーマでこれまでの番組とは、違う切り口から震災を捉えているように感じました。これまでは、どちらかというと震災の傷跡や震災後の苦難を伝えることに軸足を置いた番組だったように思うのですが、震災後8年が経過してようやくこれからのことを考えられるようになったのかも知れません。番組内で発表されたアンケート結果にもありましたが、最近は、震災の記憶が風化しているようにも感じます。震災の記憶を風化させないためにも、県民の防災意識の啓蒙のためにも、今回のような震災番組を継続していただければと思います。

委員

今回は「共助」というキーワードを軸に、茨城の防災状況を確認した番組作りになっていた。いい点も悪い点も含めて、各セクターがどんな取り組みをしているかを丁寧に紹介して頂き、リスナーにとって有効な番組であったと思う。特にこれまでは行政主体に検討が進んできた防災の対策いわゆる公助の問題から、今般話題になっている住民主体の意識改革すなわち共助の問題に大方の関心がシフトしていることを番組で確認している印象を持った。一方、共助ということで言えばSNS等のメディアをどう活用しているか、という観点はとても不可欠であり、各メディア(新聞社、ラジオ局、テレビ局、等)と地域のインフルエンサーSNSとの連携は、今般極めて重要な共助コミュニティであることも紹介してほしかった。

2019年04月30日

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