令和3年5月度 茨城放送番組審議会議事録概要

番組審議会議事録概要

令和3年5月度 茨城放送番組審議会議事録概要

開催日時
令和3年5月28日(金)
AM10:30~AM11:34
開催場所
茨城放送本社3階会議室
委員の出席 [*印 委員長 ・印 副委員長]
  • 渋 谷 照 夫 [ * ]
  • 小 西 俊 一 [ ・ ]
  • 池 田 敦 彦
  • 鎌 田 賢
  • 菊 池 康 弘
  • 柴 田 敦
  • 鷲 田 美 加

茨城放送出席者

  • 取締役会長

    北 島 重 司

  • 代表取締役社長

    阿 部 重 典

  • 編成事業部リーダー

    鴨 川 貴 史

  • 番組審議会事務局

    宮 田 浩 二

議題
「新日本プロレス presents プロレス聴こうぜ」
令和3年5月1日(土)21:30~22:00放送

委員からの意見

委員

 「プロレス聴こうぜ」大変耳慣れないタイトルだと思った。本来は観戦するものを、ラジオで放送するとはどうやるのか、タイトルを見て感じた。プロレスファンは私のような隠れファンを含め、世界中に非常に多いと思う。
 番組の内容は、まずナレーターのバロン山崎さんがはまり役。古館伊知郎さんに非常によく似た声の質も、それから早口でまくしたてるというところも非常に聴きやすい。語り口がすごく面白く、なんとなく画面を見ているような感じで良かった。
 永田裕志さんへのインタビューがすごく良かった。インタビュアーが聴きたいことを聴くことも大事だが、ラジオの場合はそれ以上に大事なのは、リスナーが聞いてほしい、そちらの方を重点的に聴いてるので、むしろあまりよく知らない人が聴いても役に立つということをかなり意識して聴いていると思った。具体的には、永田裕志さんがあまり故障がなくて、コンディションをずっと維持してる。その秘訣は何か、これは聴いてほしかったなと私も思うし、おそらくリスナーの人もきっとそうだと思う。これに対し永田さんが1日1回トレーニングで汗をかく、この永田さんの答えに納得した。メンタルを維持するには23年ずっと続けてて、プロレス以外の技を学ぶ。プロレスだけでなくいろんなところから学んでる。これも素晴らしい。永田さんの受け応えはとても理知的で紳士的だと思った。プロレスの試合が終わった後にがなりたてるような人たちとはちょっと雰囲気が違うと感じた。このインタビューがとても聴きやすく、ためになった。
 それから大変工夫してると思ったのは、クイズ。このクイズが何ともいえない。よくこういうことを考えたなと思う。菊地真衣アナウンサーが登場して、見たこともないようなプロレスを実況放送する。プロの人が言うよりも何となく雰囲気が分かって、このような工夫、とても面白いアイデアだと思った。
 最後にカナダのリスナーの紹介。これはとってもいいと思う。茨城放送が世界的なリスナーを抱えてるということがすごく分かった。今やGoogle Mapで世界中を見られるような時代なので、広く聴取者がいることが分かり、「このプロレス聴こうぜ」、ユニークなアイデアの放送はこの後どのように進展するかとても楽しみ。いろいろ工夫しなければ中々続かないかもしれないが、是非成功してほしいと思う。

委員

 先ず、「プロレス聴こうぜ」というタイトル、この段階で秀逸。見るものを、あえて聴く。すごく新鮮。このワーディングだけで番組勝ってるんじゃないかというのが私の第一印象。
 実際に番組聴いて、大きく2つの構成になっていると思った。前段の永田さんのインタビュー。あまりファンでないという前提で聴いても、面白かった。53歳現役でいまだに気力も萎えない。毎日トレーニングをして、身体がボロボロになれば無理かなと思うかもしれないが、全くそういう風になれない。聴いていて見習らわければと思った方も多かったのでは。新日本プロレス現役最高齢の53歳。番組としてすでにつかみが出来ている。ファンの方も聴いていれば、チャンネルを変えることもないのではという気がした。
 後半のクイズ。ファンの方に怒られるかもしれないが、プロレスはショーという話もあり、そんなところも感じさせてくれる。このクイズ自体が引いた目で見るといい意味でのナンセンスな感じがあり、聴いててこれも楽しめた。
 番組として30分ぐらいでさくっとメリハリつけて展開したことは、私は成功していると思った。

委員

 プロレスを扱う番組、あんまりファンでないと理解できない内容かと思っていたが、違和感なく聴くことができた。プロレスは興行としてのショー的要素が強い格闘技だと思う。柔道とかレスリングは選手の強さが全てだと思うが、プロレスはやはりエンターテイメントと捉える人が多いのではないか。  
 レスラーというのは、技のすごさ以外にも試合展開の上手さ、マイクパフォーマンス的な自らのアピール力、さまざまな観点で評価されるものなので、勝敗競うだけではなく勝負のプロセスというのが重視される印象がある。攻めたり守ったりを繰り返し、メリハリをつけながら会場を沸かせる。イコール生身の人間が鍛え上げた肉体をぶつけ合って、その中で時に相手の得意技というのをまともに受ける。どんなに痛めつけられても、諦めないで何度も立ち上がる姿に、芝居がかったところもあると思うが、そのようなところに自らの生き方に重ね合わせて勇気をもらっている人は少なくないという気がして、それが人気の秘密なのかと思う。
 ファンは当然試合は見るだろうが、試合外の情報を求めてると思う。そのような意味で今回の、新日本プロレスの現役最年長53歳、永田裕志選手インタビューというのは大変興味深いものだった。リングで試合をした時に、ケガがあって動けなくなる状況は嫌だと語っていたが、このようなトレーニングに取り組む永田選手の言葉。プロレスラーとしての矜持、思いみたいなものを感じた。レスラーというのは、非常に個性が際立ってると思う。個性がぶつかり合うことで多くのドラマが生まれていると思う。これからも、こういうレスラーの思いを余すところなく引き出すようなインタビューを期待したい。それと、リング外のサイドストーリーといったものを知りたい。
 プロレスの歴史や多くの名勝負について振り返るようなコーナーがあっても面白いのでは。ヘビー層を対象とするよりライト層をターゲットにするという話もあったが、初心者、プロレスに詳しくない方に対してもプロレスの見方とかポイントを分かりやすく解説するような企画があってもいいのかな感じた。

委員

 まず、分野の特性を生かした「プロレス聴こうぜ!」という番組のネーミングに感心した。
 オープニングが、テーマ音楽でもコールでもなくて、メッセージ的なインタビュー音源で始まったので番組のファンにとっては冒頭からテンションが上がるだろうし、たまたま聞いたリスナーにとっても引き込まれるような効果を発揮していると思う。
 プロレス界はコミュニティと思うので、そのファンに向けたコミュニティ密着型のニッチなスポーツ情報番組になっていると感じた。試合の情報、注目選手への裏話的なインタビュー、お便り紹介、そしてクイズを交えて構成された内容がバロンさんの素敵な声と語り口によってつながれて、ファンにとっては楽しい定期的な集いの場になっていると思う。プロレスをよく知らなくても、話はおもしろいから単純に楽しめる番組だった。
 ニッチトップの方針に沿って、全国展開を前提とした番組として成功していると思う。新企画のクイズはおもしろく、プロレス初心者で菊地アナウンサーを使ってファン層を広げようという魂胆が、たいへん素晴らしい。カナダの視聴者からのお便りを紹介して、全国展開はもとより、世界展開を匂わせることも素晴らしかった。

委員

 私はプロレス超ライト級ファン。感想三点です。1つ目は現役選手のメッセージ。冒頭、何の情報もないまま棚橋選手のコメントが始まる。これがラジオだ、ツカミがバッチリ。「自分にとって楽しい時間を大切にしてほしい。明けない夜はない」皆さん、勇気をもらえるメッセージからスタート。また、53歳という永田選手。「まだ完全燃焼してないから続けてるんだ。若い時に面倒だと思ってたことが今大切だということに気づいた」そういうメッセージが本当に訴求力があり、プロレスということを忘れて聞くことができて良かった。
 二点目が、大笑いの実況クイズ。菊地真衣アナウンサーの実況に大笑いした。「腕をやったと思ったら、首のところに何か巻き付いて」みたいな。ライト層にもきっと楽しめたと思うし、恐らくヘビー層でも答えられないようなクイズだったのでは。あの短いクイズでどちらの心もつかめたと思う。クイズは是非続けてほしいと思う。
 三点目が、顔が見られないので永田選手がどんな顔なんだろう、非常に興味を持った。先ずネットで調べてYouTubeで試合いくつか見た。ラジオで声しか聴けなかったので、より深いところへ自分から繋がれた。これがラジオ効果だなと気づかせてくれた。
 新聞を拝見していつも思うが、今の時代、一覧性というのは大事だと思う。自分の必要な情報だけを携帯端末からピックアップする時代だけれども、世の中にはいろんな人がいて、いろんなものが動いてるということを、新聞の一面をめくると、自分の知らないことがたくさん目に入ってくる。ラジオもやはり、流して聴いてる中でプロレスの世界にも踏み込めたり、自分の知らないものを手にとれるということが、本当にこれからの時代大切になってくると改めて思った。プロレスに興味をもって聞きたいと思った。

委員

 最近、人気が復活していると言われているプロレス企画で、なおかつ、国内最大手とも言える新日本プロレスが提供する番組。プロレスファンにはたまらない内容と思いつつ聞いた。
 単なるプロレス情報番組ということでなく、プロレスラーへのインタビューを通して、プロレスを続けていく上での考え方や努力を紹介することで、プロレスを知らない人たちにも、自身の人生になぞらえて共感できるような工夫がされていると思った。
 一方で、プロレスは好き嫌いが分かれやすいと思う。普段プロレスを見ない人やプロレスに関心がない人に聴いてもらえるのだろうか、ということが心配になった。
 特に、私のようにプロレスがわからない者にとって、クイズは「技」が全く想像つかない上、正解が翌週ということだったので、クイズの面白さが伝わりにくかった。もっとも、ターゲットがプロレスファンということであれば、それはそれでよいのだと思う。
 この番組の放送をカナダで聞いているというのは驚いた。せっかく茨城放送が制作しているので、随所に県内の情報などをうまく盛り込めると、プロレスに関心がないリスナーも、親しみをもって聞けるのではないかと感じた。
 また、リスナーには、昭和末期頃のプロレス人気が高かった頃に見ていた世代のプロレスファンもたくさんいると思う。当時の試合を臨場感たっぷりに振り返るような企画を取り入れるなどして、往年のプロレスファンも取り込んでいくと、さらに面白い番組になっていくのではないか。今後の企画に期待している。

委員

 4月から始まった新番組「新日本プロレスpresentsプロレス聴こうぜ!」。「プロレス」番組というとコアなファン向けの番組を想像していたが、この番組は、コアなファン向けにプロレスの情報等を伝えるのではなく、比較的ライトなファン層向けに作られているような印象だった。おそらくは、プロレスのファン層拡大に主眼を置いた番組かと思う。とは言え、「ミスターIWGP」、「ブルージャスティス」の永田選手のインタビュー等、ここでしか聞けないようなコンテンツも盛り沢山で、コアなファンにも聞きごたえのある番組になっていると思う。
 番組内のクイズは、かなり難しかった。バロンさんのヒントに「棚橋選手の試合」とあり、「スリングブレイドかな?」と思ったが、大外れ。気になって次回分も聞いたところ、正解は、「牛殺し」。なんと、正解者はたったの一人。また、様々な企画で楽しませてもらえたらと思う。
 プロレスは、単純に試合を見るだけでも楽しめるが、その試合を迎えるにあたっての背景事情等を知ることでその何倍も楽しむことのできるエンターテイメント。軍団間の確執やレスラー同士の関係、タイトルにかける思い等を知ると、より楽しめると思う。その意味では、「この戦い見ようぜ」というコーナーに期待している。今回は、一部メールの照会があっただけだったが、次回の「この戦い見ようぜ」のコーナーは、東スポの岡本記者にお勧めの一戦を紹介していて、たいへん聴き応えがあった。毎回続けるのは難しいのかも知れないが、番組の目玉企画の一つになるのではないか。
 まだ始まって間もない番組ですが、期待しています。

2021年06月30日

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