平成30年4月度 茨城放送番組審議会議事録概要

番組審議会議事録概要

平成30年4月度 茨城放送番組審議会議事録概要

開催日時
平成30年4月26日(木)
AM10:30~PM0:00
開催場所
茨城放送本社会議室
委員の出席 [*印 委員長 ・印 副委員長]
  • 渋 谷 照 夫 (*)
  • 米 倉 達 広 (・)
  • 伊 藤 宏
  • 小 西 俊 一
  • 小 川 敏 正
  • 大 川 遵 一

茨城放送出席者

  • 代表取締役社長

    北 島 重 司

  • 取締役兼編成局長

    阿 部 重 典

  • 審議室長兼編成局編成制作部長

    鴨 川 貴 史

  • ディレクター

    鴨 川 貴 史

議題
「いくぞ甲子園!明秀日立の挑戦」
 放送日時:2018年3月19日 20:00~20:30

委員からの意見

委員

番組の趣旨としては、今年の春の選抜高校野球大会(甲子園)に関東地区代表として出場する明秀日立高校を応援しようというものだったかと思います。甲子園に初出場する地元の高校をこういった特別番組を通じて応援することは、すばらしい試みだったと思います。内容としても、有名な金澤監督やキャプテンのインタビューはもちろん、野球部創設時のOBにも登場してもらう等盛りだくさんであり、明秀日立高校野球部の歴史や甲子園出場までの道のりがよくわかるものだったかように思います。特に、「前回夏の大会の予選敗退後に行進練習をした。」というお話は興味深かったです。高校野球の原点やあり方を考えさせられました。今回の番組は、春の甲子園開幕前に放送されたものであり、地元の代表校(初出場)を広く知ってもらうという意味でも好企画だったかと思います。

委員

構成がいい意味でオーソドックスだ。過不足のない内容で音声も効果的に使われており全体的にまとまった印象である。番組導入部で、甲子園出場決定時の校長の喜びの声、監督の「感謝せよ」という話から入り最初にリスナーを引き付けた。野球部の黎明期に手探りでやっていたこと、長い時間をかけて悲願だった甲子園を勝ち取ったこと等、OBを出演させながら歴史を振り返っていることで良くわかった。また、監督のインタビューや記者会見等の話は指導方針が明快だと感じた。なぜ甲子園に行けるチームに育て上げることができたのか?という話も大変興味深い部分であり、「甲子園は嘘がつけない」「観客を味方につけるんだ」「打ち勝つ野球、初戦を取って頂点に」等々、明快なキーワードを入れつつ、論旨も明快で感心した。去年夏の大会では、優勝校と言われながら4回戦敗退後、3、4時間の行進をしたことは、考え方がユニークである。悔しさが土台になったのだろうと印象に残った。しいていえばだが、久しぶりの県北からの甲子園出場に対して日立市民がどのように反応したのか?日立市民の声が聞きたかった。また、明秀日立は県外出身の選手が多く、監督も県外出身である。茨城にはそのようなチームが少ないのではないだろうか?茨城の高校野球の転換点であるのかな?と思った。県外出身者であることに触れる部分があっても良かったのではないだろうか?

委員

選抜高校野球が始まる直前の時期に、県民の期待のもと開幕5日前に放送され、この企画は大変タイミングが良かった。そして、女子高が共学になったことを機会に野球部が創設され、短期間に甲子園出場を果たし、活躍をするまでの学校にした人達(校長、監督、選手達)の志の高さを感じた。番組冒頭の校長の喜びの声と監督の印象的な訓示、野球部の選手らしい声は、リスナーを引き付けた。県北の強豪校に成長するまでの歴史紹介は、テンポよいナレーションで簡潔な内容であり良くわかった。OBの声は特に印象に残ったが、選手それぞれの甲子園への決意も爽やかで印象的である。また、監督の話は人生哲学のように感じたし、心を一致させるために行進をさせたのは意外だったが、技術面ではなくチームワークの大切さを教えたのは功を制したと思う。そして、「甲子園は野球を愛する人たちが集まるところだ。嘘偽りは通じない」の言葉は特に印象深く感じた。スポーツや音楽からコミュニケーションが生まれると言われるが、番組を通じて関係する人達の想いや志、哲学が伝わった。

委員

高校野球を通じて県北、郷土に誇りをもってもらえる番組になっていた。素晴らしい番組である。放送するタイミングも良かったと思う。野球部の歴史を振り返るインタビューの部分では、私自身が高校時代1年生だけで運動部を立ち上げた経験があり共感を持った。先輩のいない苦労話や草むしりなどは印象深い。また、金澤監督の一つ一つの言葉は非常に重みがあり教訓にあふれていた。私も人をまとめる立場の端くれとして大変勉強になる言葉が沢山あった。高校野球をはじめサッカーやバスケットなど、スポーツは聴いている人に元気を与え夢や希望をもってもらえるので、制作には苦労があると思うが今後も積極的に取り組んでもらいたい。

委員

選抜大会初出場の明秀日立野球部について、全体像が大変よくわかる目配りの利いたバランスの良い番組に仕上がっている。出場決定までのナレーションによる紹介、出場決定の知らせを受け喜びに沸く学校や選手たちの実況音声、あるいは監督やキャプテンのインタビュー、さらには野球部創立時OBのインタビューは、リスナーを飽きさせない構成になっていた。特に、昨年夏の大会で優勝筆頭校と目されながらの4回戦敗退後、監督が選手たちに1日3・4時間の行進練習を課した話は印象深く、監督やキャプテンのインタビュー「原点を見つめなおす」「全員で1点を取りに行って全員で1点を守り抜く」「チームを一つにする」等々、言葉が大変心に残った。また、OBのインタビューでの11人の部員で試合には必ず出場できるが先輩がいないことは野球も教えてもらえなかったこと、草むしりやグランド作りの話などは創立時の素朴な声が印象的である。このような広い意味での報道番組は、リスナーを引き付けるエピソードをどれだけ拾い上げてくるかで善し悪しが決まってくる。この番組は、行進練習や野球部の歴史が番組の核になったと思う。一つだけ注文すると、インタビューや実況、現場のライブ感あふれる音を使った部分が随所にあったが、話が突然はじまっており会見なのかインタビューなのか戸惑った。また、監督の胴上げシーンや電話を受けている場面の実況音声は、ある程度の情景描写(ナレーション)などがあると理解しやすいと感じた。

委員

この番組は、県北地域から30年ぶりに選抜高校野球に出場が決定した明秀日立高校を称える番組で、地域のリスナーに勇気と希望を届ける内容になっていた。選手たちのコメント、喋り方を聞いていると、ほとんどが関西方面等、他府県出身の生徒ではあるが「1回でも多く校歌が聞けるように頑張る」「茨城県の人たちに感動を与えるバッティングがしたい」「日本一目指して頑張ります」など、茨城県や県北を鼓舞してくれる熱い気持ちが伝わってきた。    次はぜひ、「甲子園の9日間」なる番組を企画・制作して頂き、選抜3回戦までの戦いぶりを振り返って夏の甲子園にどう挑戦するかを伝えて頂きたいと願う。

2018年04月27日

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