令和4年5月度 茨城放送番組審議会議事録概要

番組審議会議事録概要

令和4年5月度 茨城放送番組審議会議事録概要

開催日時
令和4年5月27日(金)
PM1:30~PM2:23
開催場所
茨城放送本社3階会議室
委員の出席 [*印 委員長 ・印 副委員長]
  • 渋 谷 照 夫 [ * ]
  • 小 西 俊 一 [ ・ ]
  • 池 田 敦 彦
  • 鎌 田 賢
  • 菊 池 康 弘
  • 渡 辺 勝

茨城放送出席者

  • 取締役会長

    北 島 重 司

  • 代表取締役社長

    阿 部 重 典

  • 編成事業部リーダー

    鴨 川 貴 史

  • 編成事業部ディレクター

    佐 野 智 興

  • 番組審議会事務局

    宮 田 浩 二

議題
「 KEN EBISAWAのFuuuu!!ラジオ 」 
毎週水曜日 19:30~20:00放送

委員からの意見

委員

 とにかく楽しい番組。楽しんで聴けた。あまりに楽しくて、笑いながら聞いてしまった。
KEN EBISAWAさんやダンスグループを全然知らなかったが、声も良く音楽も本当に軽快で楽しい。それから喋りも実は気を使っていたのではないかと感じた。ポジティブに行く感じで本当に楽しく聞けた。好感度がすごく高い。
 何でも褒めるのかなと思う。盛り上げていこうという考え方だから、そのような30分というのは、聞いてる方としては心救われる時もあるだろうし、よりテンションが上がる時もあると思う。役に立つのではないか。何でも褒めてく中で、髪を切りましたというところでは小さく褒めてた。後から思えば髪を切りましたということに、背景に何かあるのかなと思いを馳せていて、寄り添うような感じで話を展開していた。よくよく考えてみるとこのEBISAWAさんの配慮というか頭の良さというか、そういうものが見えた気がした。
 あまり大きい事を持ってきて褒めるというより、少々馬鹿馬鹿しいところを褒めていった方がリスナーは嬉しいのかなと感じた。

委員

 印象としては非常に元気良い、テンポ良いハイテンションな番組だと思った。これを1時間聞いたら疲れると思い、30分で適度な時間だと感じた。
 古河の出身だというので少しこだわってみたい。私が県西部を管轄していた頃よく古河方面に行った。古河の印象はほぼ茨城ではないという印象。住民の方々は茨城弁を話さないし、車のナンバーは春日部、宇都宮、柏など入り乱れている。隣県の高校などに進学する優秀な生徒も少なくない。要は古河から見て東や北の方には目が向いてない地域だなと思った。そういう意味からすると、辺境の地から、辺境の視点で茨城の魅力を探るというのは構図的に面白いなと思った。端っこの方から茨城の魅力を見つめ直すというのは、どっぷり茨城の文化に浸かってる中心を見て、どんな魅力があるのかを探るのは面白いなと思った。
 今後の展開の中で茨城弁がひとつの柱になりそう。我々にとって茨城弁というのはマイナスイメージの方が強いが、茨城弁を話さない人が、茨城弁ってこういうものか、かっこいいじゃんといった点を見つけてくれるとなお面白いと思う。

委員

 私も大変面白く聞いた。聴いてる間に思わず笑ってしまうというか、笑わざる得ないところがいくつかあった。
 全体通して好印象で、あえて賞賛の意味でも使う言葉として聴いてほしいがバカバカしすぎて、ナンセンスすぎて、もう面白いとしか言いようがないなと思った。
 私もKEN EBISAWAさんは知らなかったが、Fuuuu!!という決まり文句を使いながら超ハイテンションで、大丈夫かなというテンションを維持しながら、思わず巻き込まれて笑ってしまった。ばかばかしいとかナンセンスとかいい意味で思う一方、番組のコンセプトはとても素晴らしいと思った。古河の出身の方ということで、茨城弁あまり聞くことないかと思い、茨城弁を取り上げて茨城の魅力を再発見していくというかなり真面目なコンセプトをナンセンスとハイテンションの中に織り込んで、ちょっと何だか聞いてしまうという訳の分からない中、巻き込まれていくそんな勢いを感じた。
 他の委員からも指摘あったが私も1時間は無理かなと思うけれども、これぐらいの時間であれば、新たな人材発掘というところも素晴らしいと思う。この人のキャラも面白いと思うし、発展していって欲しい。
トークだけを聞いてるとほぼ意味のないことずっと言ってるようなところがあって、これテレビだともたないがラジオならある意味この言葉芸みたいな感じもして、ラジオの王道なのかと思ったりもした。このラジオならでは感もあって、私はこの全編お祭りの番組を、最後KENさん自身が言ってた訳分かんないながら成長させていきたいというのをちょっと楽しみにしたいなと思った。

委員

 水曜日週半ばの番組で夕食後にこうのんびりと聴けるそういう企画だったと思う。軽快の音楽とハイテンションで明るいトークを楽しむ30分。内容は、他の委員からも発言あったようにオープニングでもうハイテンション、超ハイテンションで、私はどちらかというとこういうのは苦手で、テレビでこういうハイテンション観るとすぐ違う番組に切り替えるが、審議会の音源なので根気よく聞いた。根気よく聞いて良さが分かってきた。理由はハイテンションでもよく聞いてみると高低があり、声の大小もあり、抑揚も気つけている。そして、話の内容がよくわかる。わかりやすいように話してることに気がついた。あえて言えばちょっと間がないので少し間をつけると、さらに向上するのではないか。
 三つのコーナーのうち、最初のコーナー「Fuuuulash茨城」では裸の自分をさらけ出していた。リスナーが率直に話してくれるには、まず自分が裸になる。基本だけれどもそれは上手だった。他の委員の話を聞いて、県西の方は茨城弁がよく身についていないということ、冗談ではなくて本当にそうなのだと気が付いた。実は茨城いいとこたくさんあるけれども、それは知られてないだけの話。こういう人がどんどん出てくれると嬉しい。
 二番目のコーナー「そいつは、カリスマ」で、笠間市の蕎麦屋さんのお土産うどんの話。ちょっと行ってみたいと思う話しぶりだった。
 三番目のコーナー「今週のFuuuu!!」。多くの人達を巻き込んでこの番組を作りたいという気持ちがよく現れていた。
 エンディングではとてもフレンドリーな人柄を感じた。いろんな人を巻き込みながら番組を進めたい。茨城放送の中にもそういう拡大している番組は結構あるけれども、この番組もそういう方向で展開するのを期待したい。

委員

 今回のテーマは、『KEN EBISAWAのFuuuu!!ラジオ』というバラエティ番組だった。パーソナリティのKEN EBISAWAさんを初めて耳にしたが、茨城県古河市出身のアーティストとのこと。最近の茨城放送では、茨城県出身の逸材を数多く発掘し、積極的に活用しているように思う。今回のKEN EBISAWAさんも、ものすごくエネルギッシュな方で、トークを聞いているだけで元気がもらえるような方だと思った。ご本人のTwitterには、「茨城県古河市出身 フゥーのカリスマKEN EBISAWAです。 何も考えさせない、何も考えないで楽しめる音楽をコンセプトにファンクなノリを前面にアーティストやってます!」とあった。番組内で流された彼の楽曲も正に「何も考えさせない、何も考えないで楽しめる音楽」だった。
 資料には「茨城県出身ではあるものの、茨城弁をほとんど知らないため、リスナーから茨城弁を教えるメッセージが多く届く。方言も魅力の一つと捉え、番組内で今後も扱っていく。」とあった。茨城弁をほとんど知らないのは古河市の出身だからか。茨城放送の番組パーソナリティは、茨城弁の達人が多い印象なので、逆に新鮮な感じがした。他の茨城弁を取り扱った番組との相乗効果も期待できるのではないか。
 まだ始まって間もない番組、パーソナリティの話術というかキャラクターが際立っていて、KEN EBISAWAや彼の音楽のファンはもちろん、それ以外のリスナーにも肩の力を抜いて楽しめるエンターテイメント番組に仕上がっていると思う。

委員

 元気なパーソナリティが番組を盛り上げようと頑張っているところが大いに感じられる番組。内容も、茨城弁の紹介・検証など、随所に「茨城」が取り入れられ、茨城放送の番組ならではの魅力が発揮されていると思う。
 強いて言えば、番組の中のコーナーで「Fuuuulashいばらき」という魅力を紹介するコーナーでは、「笠間の蕎麦いなり」についてもう少し詳しく聴きたかった。
 「今週のFuuu」のコーナーでは、紹介されたリスナーは2人だったが、あと1~2名紹介できると、リスナーと番組をつくりあげていくというコンセプトをより感じられるようになるのではないか。
 全体的には番組が軽いテイストで進行していく中、ちょっとしたメリハリがあるとより聴きやすくなるのではないかと感じた。
 番組開始からまだ2ヵ月。今度はリスナー参加型の企画やゲストも呼ぶようなことも考えているとのことなので、色々な企画を試しながら内容をより充実させ、元気なKEN EBISAWAさんのトークで番組がさらに盛り上がっていくことを期待したい。

2022年06月30日

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