平成31年2月度 茨城放送番組審議会議事録概要

番組審議会議事録概要

平成31年2月度 茨城放送番組審議会議事録概要

開催日時
平成31年2月21日(木)AM10:30~PM0:00
開催場所
茨城放送本社5階会議室
委員の出席 [*印 委員長 ・印 副委員長]
  • 渋 谷 照 夫 [*]
  • 米 倉 達 広 [・]
  • 小 川 敏 正
  • 小 西 俊 一
  • 伊 藤 宏
  • 鷲 田 美 加

茨城放送出席者

  • 代表取締役社長         

    北 島 重 司

  • 取締役兼編成局長       

    阿 部 重 典

  • 編成局編成制作部部長      

    鴨 川 貴 史

  • 番組ディレクター        

    畑 中 一 也

議題
『開票特別番組「県民の選択~茨城県議会議員選挙2018」』
  放送日時:2018年12月9日(日)21:00 ~ 23:30
  

委員からの意見

委員

茨城県民である私たちが政治に関心を持ち、自分ごととして捉える必要があると感じている中、このような番組を放送いただけることはとても有り難く、重要だと思う。茨城圏域の地元メディアとして圧倒的な存在感を放つ茨城放送として、今後もぜひこのような番組を継続していただきたい。内容としては、4年前の選挙投票率との比較など、時間軸でも全体像をわかりやすく解説していた。アナウンサーの声はとても聴きやすかった。各界各層の方々へのインタビュー、現場の方からの声は大変参考になった。また、当選者の嬉しそうな様子も印象的だった。表向きの発言だけでなく、正直ホッとした、など本心を引き出してインタビューされていたので良かった。話しは変わるが、先日、これまでいばキラTVを観ていなかった高校生の息子に、バーチャルYouTuber(茨 ひより)がいることを伝えると、数分後に「チャンネル登録したから」と嬉しそうに言っていた。バーチャルアナウンサーは若い層にこんなに響くのか!と驚いた。ラジオでも、例えば茨城放送のアニメ的キャラクターを誕生させて、そのキャラクターがパーソナリティーを務めるなどの可能性がないだろうか?覗き見放送でもお楽しみいただけるよう、着ぐるみを着てお話しいただけると、なお注目を集めるかもしれない。

委員

まず、番組のコンセプトとしては、広く県民全体に、「どんな人に議員になって欲しいか」「地域の将来像」を問いながら、実際の当選者に対する将来展望をインタビューするなど、県民と議員候補者を繋げることを意図した骨太のラジオ番組という印象を持った。なによりもまず、19選挙区74名の候補者のそれぞれにフォーカスし、朝日新聞水戸総局にも中継を敢行して大規模な取材ネットワークを構成しつつ、機動力を発揮するなど茨城放送ならではの大規模でダイナミックな番組という印象である。そのほか、選挙事務所からのレポートや、県内の地域おこしなどに取り組む各界各層の方への電話インタビュー、当選者へのインタビューなどライブ感あふれる王道の報道番組だと感じた。

委員

選挙事務所からの実況や県民の声、各地域の産業界のリーダーの方々のインタビューを交えながら、単調で平板になりがちな開票速報だけに陥ることなく、工夫された立体的な構成になっていた。特に、水戸市やつくば市でおこなった街頭インタビューでは男女を問わず年齢も幅広い方々から県政への率直な声を聞くことができ面白かった。それぞれから伝わる生の声には活字では感じ取れないラジオならではの醍醐味を感じた。有識者のインタビューについては、企画は評価するが遠慮がちな言葉になっていた方もおり、本音の引き出し方の難しさもあったのではないだろうか?また、当選者の喜びの声も活字では味わえない生の声はラジオならではの魅力を感じた。

委員

選挙報道は開票状況を速く、正確につたえること、そして、選挙全体像を伝えることが重要であると考える。この番組では、それらがしっかり伝えられていた。有権者の声を数多く登場させ、短く紹介していたことが特に良かった。この手法は非常に評価できる。何が県内の課題なのかが良くわかり理解のできる内容だった。一方、有識者のメガファーム経営者のコメントは具体的な話しが多く非常に面白かった。また、当選者の声は臨場感があり喜びが大変伝わってきた。インタビュアーの引き出す力もあったのだろうが、なかでも初当選した2人の候補者は初挑戦だったため、面白い話が聞くことができ、適した人選だった。インタビューアーの引き出し方と共に人選の勝利であった。

委員

盛り上げに欠けた選挙であった中で、よく構成されていたという印象だ。注目点が見いだしにくい中において、選挙区ごとの注目すべき点を紹介しておりリスナーには分かり易かった。その注目すべき点を番組の最初で解説していたため、リスナーが最初から興味を持って番組を聴くことができたのではないだろうか。また、県内の様々な分野の方々に聞いた県内産業に係る課題などの話は、聴きごたえのある内容であった。水戸市やつくば市の県民へのインタビューでは、同じ県民でも関心事の違いがあり、大変、興味深く聞いた。番組を通じて県民の声を届けることが出来た事は番組として成功したのではないだろうか。当選者のインタビューでは、当選直後でホッとしているからか本音のが聞けて面白かった。議員の公約の成果は見えにくいと日頃から感じているところがある。選挙時の番組などでは、公約の達成状況や様々なことをクローズアップしてもらうことで選挙に足を運ぶ機会にもなる。ぜひこのような特別番組を大事にしてほしい。

委員

開票状況に力点をおくのではなく、県民に役立つ情報を伝えるという工夫を感じた。県内で生活し活躍している4人をピックアップし、その方々の活動を紹介しながら選挙に対する課題、議員に対する期待等について意見を聞くという大変工夫された番組になっていた。インタビューには苦労が感じられる様子もあったが、龍ヶ崎市のメガファームを経営している26歳の若者の話には、ある意見で頼もしさを感じた。今回の選挙では32市町村中13で無投票という盛り上がりに欠けた選挙となった中、茨城放送では立候補者の紹介だけでなく、選挙前から様々な番組で取り上げていた。選挙を盛り上げる協力、マスコミとしての努力を感じた。今回の選挙は有権者の年齢を下げて最初の選挙であったが、投票率は大変低かった、全体的に静かな選挙だった。若者には選挙に興味を持ってもらいたいものである。茨城放送には、今後もぜひ若者が議論できる場を作る取り組みに力を貸して欲しい。最後に、メガファームいう言葉を聞いた際に理解しにくかった。普段あまり使用しないようなカタカナ用語は、スムーズに理解ができるように説明を加えていただけると助かる。

2019年03月30日

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