令和2年12月度 茨城放送番組審議会議事録概要 

番組審議会議事録概要

令和2年12月度 茨城放送番組審議会議事録概要 

開催日時
令和2年12月24日(木)
AM11:00~PM13:00
開催場所
茨城放送本社3階会議室
委員の出席 [*印 委員長 ・印 副委員長]
  • 渋 谷 照 夫 [*]
  • 小 西 俊 一  [・]
  • 鎌 田 賢
  • 柴 田 敦
  • 蛭 牟 田 繁
  • 鷲 田 美 加

茨城放送出席者

  • 取締役会長

    北 島 重 司

  • 代表取締役社長

    阿 部 重 典

  • 編成事業部リーダー

    石 井 哲 也

  • 編成事業部サブリーダー

    宮 田 浩 二

議題
2020年を振り返って
 ・審議会の議題について
 ・その他茨城放送で放送された番組について

委員からの意見

委員

 4月以降、ラジオは人との距離が近いメディアだと改めて感じた。今年は新型コロナウイルスの感染拡大によるリモートワークの拡大や休校など所謂巣ごもりの影響で在宅時間が長くなりラジオを聴く人が増えたと聞いている。一方、人との距離を取ることが求められ未だ終息も見通せない厳しい社会状況の中、ラジオから癒しや安らぎといったものを得たいと思ったリスナーが多かったのではないか。
 実感として、新聞やテレビのニュースがコロナ関連で占められる中、ラジオから流れるパーソナリティのおしゃべりや音楽に耳をすまして、前向きな明るい気持ちになった人は少なくないと推測している。ラジオの魅力が再評価された1年だったと思う。radikoが普及したおかげで、スマホやパソコンでも番組を聴ける時代になった。その影響で、これまでラジオを聴いたことがなかった若い世代とラジオとの距離も縮まったのではないか。
 一方、根本凪さん、バロン山崎さん、マシコタツロウさん、青木智也さんそれぞれが担当した番組を聴き、リスナーとのコミュニケーションを備えて、心に響くメッセージを発信できるパーソナリティの発掘や育成は大切だなと強く感じた。全国放送では聞けないような方言を使った放送などはリスナーの郷土への感心を高めたり、地元愛を醸成するところに繋がる。パーソナリティの振る舞いが、番組のリスナーの増減だけでなく、放送局への信頼も左右するのではないか。
 茨城放送は阿部社長就任後、新しい体制の下、自主制作を増やすなどの魅力的な番組編成に取り組み、茨城に根ざした地域に不可欠なメディアとして存在感を増していると思う。コロナ禍の中、広告収入の減少といった厳しい経営状況にあることも推測されるが、今後は創意工夫を重ねリスナーを楽しませる番組づくりに取り組んでいただきたい。

委員

 皆さんそれぞれ一芸に秀でた人たちの扱いがあり、“interesting”、知的な意味で楽しめる展開をしていて、とても楽しかった。バロンさん、マシコさん。本当の一流人が全力でふざけている。徹底した感じが出てた。 
 また、地域の人たちが頑張ってるのを取り上げたニュース、福島から来て茨城に定住した方々がアイデアを出してやっている、これも一流だと思う。ラジオを聴いて、だんだんと大人でも子供でも教育されていくような事が起きるんじゃないかなと思う。
 ワイド番組は安定した楽しさと興味深い、知的な心をくすぐるような内容を続けていて、いつでもラジオをつければそこに何かおもしろいものがある。ありがたいことだと思う。
 最近、You Tube Liveでラジオを聴く。聞き逃すことが少なくなった。ただ流石に長尺なので、全部聞いてる訳にいかない。もし出来たら、秒数指定のリンクでここから交通情報とか、対応してもらえると何日後もしくは何か月後にYouTubeの中で逡巡してる時に見れるといいと思う。リスナーの我がままだが、あるとありがたい。

委員

 1年間振り返り、音、それから言葉の力というものを改めて感じた1年だった。1年間の審議対象となった番組を振り返りながらしみじみ感じた。特に千人の福島の思いを取り上げた4月の「未来につながることば、福島への思い」など、印象的な言葉でラジオの魅力というか、力というのを感じた。
 もうひとつは、人としての魅力。このラインナップを見ながら、私が思い出したのは、根本凪さんの印象。こんな若い人でちょっと意外だった。バロンさん、マシコさんは一流の素晴らしさを感じた。「茨城の『水』を聴く」では菊地さんの新たな面を見ることができ、「週刊ニュースポ!」では水越さんの上手い回し方というか、新たな魅力を発見した。新聞と違いラジオに出演している方々、パーソナリティの魅力というのが大きな力を持ってるなと改めて感じた。
 それから3つ目はこの1年、阿部社長の新体制になり新しい番組がどんどん出てきていて、刷新されていくのを非常に感じる。
 最後に、「未来につながることば、福島への思い」では私どもの紙面を紹介してもらい、我々の読者層と違う方々にアプローチすることが出来、感謝しています。1年間私にとって非常に勉強になりました。

委員

 コロナ禍の中でこの番組審議会自体をwebでの開催など工夫しながら実施するなど、日常もお忙しい業務の中でさらにやるべきこと、やりたいことが増えて本当に忙しい1年間だったと思う。
 番組審議会の議題として挙げられてたものを聴き、本当にラジオというのは人が大事だと実感した。何を聴くかということも勿論大事だが、誰から聴くということがこんなに大事なのかと感心した。コロナ禍で全てのものが守りに入る中、新しいラジオのカタチを探求している茨城放送の姿が印象に残るし、リスナーもそう感じられたのではないか。
 2月のサザコーヒー鈴木親子の挑戦を聴き、全国区で活躍される方が茨城県民だということ。茨城県民として誇りを持ち、私たちの自己肯定感をアップする内容になっていると思う。内容的に一番お勧めしたのは、特別番組「バロン山崎・マシコタツロウさん『よぐよぐオシャらグッ』」。無条件に面白く、コロナの中確実に元気になると思う。11月の「週刊ニュースポ!」ではコメンテーターの方、県の方、本当に素晴らしかった。人という切り口を今後も大切に放送つづけていただきたい。
 全体について、このコロナ禍の中で、つながりの大切さということを再認識した1年間だったと思う。ラジオはまさに「つなぐ」「つなげる」という人のつながりにおいて、非常に大切な部分の役目を持っていると思うし、防災についても、災害時のつながりをコロナ禍の中で持ち、大きな役目を果たしていると改めて感じた。  
 今回、「いばらきの『水』を聴く」という番組を聴き、あの番組を高音質で聴くと1つ1つの水音が本当に違うのが分かり、景色を見ていなくても水音から癒しを得たり、こんな素敵なスポットがあるのだと感じられる。
 また、10代など若い世代への訴求という点では、番組をYou Tubeで発信し、そこから地上波で聴いてもらう、またはradikoで聴いてもらう。その流れを魅力的につくることができるかもしれない。 
 今、茨城放送You Tubeチャンネルでライブ放送を中心に放送しているが、チャンネル登録者や番組ごとに聴いてる数にはまだ伸びしろがあると感じる。是非、ライブだけではなくあえてYou Tubeに参加してラジオのファンを増やす逆転の発想をこれから検討してほしい。

委員

 今年の議題を見ていて、例年そういう傾向あるけれども、特に何かに密着または地元にフォーカスした番組が特別多くなった年だったかなと思った。例えば「週刊ニュースポ!」。タイトルだけ見ると違う感じを持つが、実際放送を聴くと、県内のニュースを多く扱っていたり、県の営業戦略次長をゲストに呼んだり、そういった放送が特に目立った。取り上げたテーマというより、放送される番組自体がそのようなところにシフトしてきていると最近は考えている。
 今、ラジコとかで全国的に茨城県内だけではなく、全国で聴けるという状況になっている中、むしろ逆に茨城のテーマに特化したものを流していくということは、逆行してる感じもするがリスナー側にするとありがたいと感じるところもあると思う。radikoをメインにすると、全国どこの放送局も聞けてしまう。差別化をしていくという意味では、そういうところに特化していくことが必要になっていくのでは。戦略的にもそのような事情があってこういう番組づくりになっているのかと感じる。
 特に今年はコロナで外に出られない、ステイホームというかたちで人によっては気分がふさぎがちなところを、7月の「よぐよぐオシャらグッ」などを聴いて、新鮮な笑いを届けた。コロナ禍の中ただ情報発信ということだけではなく、エンターテイメントの部分でも非常に貢献できた。評価できると思う。
 「茨城発・私たちはコロナに負けない」は皆さんを勇気づけられるような放送だったと思った。役に立つ情報だけではなく、皆さんを勇気づけるような番組は立派だと感じるし、また、ただ気軽に笑って聴けるという番組づくりについても期待したい。
 ラジオの魅力というのは音だけ聴いてそれだけで完結するというのがあると思う。そのようなところは、これからの課題と思う。エンターテイメントの話で言えば、そういうところを突き詰めていくのもひとつだと思った。

委員

 今年1年を振り返り、工夫と革新の1年間だと思った。まず工夫という点では、コロナ禍で番組審議会としては、初めてのweb会議を3回行った。苦労もあったが大変いい経験だった。革新という点では、茨城放送初の生え抜き社長が誕生した。
 審議内容も、2月は革新的な経営を試みてるサザコーヒーのユニークな鈴木会長を取り上げての1時間番組。これが大変上手にまわりの人をインタビューすることにより、鈴木誉志男さんを浮き彫りにした。大変聴きやすくいい番組だった。
 6月の「茨城発・私たちはコロナに負けない」。逆境に立ち向かう人々を紹介し、内容的にも革新的だった。「茨城の『水』を聴く」は、水を聴くという革新的な内容。更にこれを企画、プロデュース、ナレ―ションしたのが若い女性アナウンサーだったのも茨城放送独特の人に任せて進めるという、大変勇気のある進め方でいい内容だった。10月も青木智也さんの豊富な人脈を活かし、手を抜かない、リスナーへの心づかいが表れていた大変いい番組だった。11月の「週刊ニュースポ!」は、小口さんの大変分かりやすくて鋭い指摘を試みる「深掘り」の解説が良かった。
 総括すると、ほとんど委員が発言した、おもしろさが大変生きてたと思う。茨城放送自身が目指す三要素、おもしろい、役に立つ、政策にインパクトを与える、この三つがトータルとして1年間活かされた、そういう1年間の放送だったと思った。

2021年01月31日

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