令和8年3月度 LuckyFM茨城放送 番組審議会議事録概要

番組審議会議事録概要

令和8年3月度 LuckyFM茨城放送 番組審議会議事録概要

開催日時
令和8年3月23日(月)
AM10:32~AM11:13
開催場所
LuckyFM茨城放送本社3階会議室
委員の出席 [*印 委員長 ・印 副委員長]
  • 小 西 俊 一 [ * ]
  • 鎌 田 賢   [ ・ ]
  • 斎 藤 敦
  • 高 橋 美 紀
  • 永 塚 広 志
  • 松 橋 裕 子
  • 宮 崎 健

茨城放送出席者

  • 編成事業部リーダー

    鴨 川 貴 史

  • 審議会事務局

    宮 田 浩 二

議題
『JA共済連 茨城 presents 笑いなサイ!備えなサイ!防災!』
2026年3月8日(日)13:00~15:00放送

委員からの意見

委員

 今月は震災15年に関連した番組で、内容・構成ともに優れていて、聴きやすく大変有益な内容だった。
 MCは赤プルさん単独の進行であったが、専門性を活かし十分に番組を成立させていた。また、防災ザブトンやアプリ紹介でも単なる説明にとどまらず、必要性や背景を補足していた。それぞれのコーナーを通じて防災という番組目的が一貫していた点を評価したい。
 特に防災ポーチの紹介は、女性の視点での内容(化粧品やアロマ、写真等)が新たな気づきを与えるもので、実際の備えへの参考度が大変高いものだった。また、ゲストのJA共済の方の受け答えは自然で聞きやすく、啓発番組における出演者選定がとても重要であることを気づかされた。
 一方で、防災ザブトン体験コーナーでは臨場感を高める演出に物足りなさを感じた。
 全体を通じて、防災を日常生活の延長として捉える赤プルさんの発言は印象的で、親しみやすい立場の出演者による発信の有効性についても改めて認識できた。
 この番組は有意義な啓発の機会となっていた。震災の時期に限らず、継続的な放送・発信の必要性があると思う。

委員

 この番組は、3.11を前にお笑い芸人やJA・自治体関係者を交えた防災イベントとして企画され、堅苦しさを避けつつ防災を身近に感じさせる意図が感じられた。川柳やクイズなど定番の構成ではあるものの、限られた予算の中で工夫が見られ、特に防災ポーチ企画における芸人同士の掛け合いはテンポが良く、大いに盛り上がったと思う。
 気になった点としては、地震ザブトンの体験コーナーでラジオとして最も伝えるべき臨場感の表現が不足していた点。音声演出や収音方法の工夫を求めたい。公開生放送において来場者中心の構成に偏ることは時代にそぐわないと感じた。
 もう一つは、MCの赤プルさんの役割。番地終盤の防災士としてのメッセージは有意義だったが、例えば前半で芸人としての側面をより活かし終盤とのギャップを演出することで、メッセージ性をさらに高められたのではないか。

委員

 この番組は2時間構成のうち1時間のダイジェストであったが、途中から聴取した場合でも赤プルさんが防災士であることが適宜説明されていて、違和感なく内容を理解できる構成となっていた。
 内容面では、防災川柳の中で乾パンからローリングストックの話題へ自然に展開した点が特に優れていた。また防災ポーチやマイ・タイムラインなど、実際に役立つ知識を伝える有益なコンテンツだった。
 進行面では、煙山アナウンサーの明るさと落ち着きを兼ね備えた進行と、赤プルさんの明るさとのバランスが良く、気分良く聴ける組合せとなっていた。

委員

 この番組は、防災を専門家による話ではなくバラエティ要素を取り入れることで、リスナーが自分事として捉えやすい構成となっていて、意識向上に寄与していた。赤プルさんは防災士としての立場から、普段より表現を抑えながらも分かりやすく伝えていた。
 特に女性・主婦の視点を取り入れた内容は共感を得やすく、リスナーにとって身近に感じられた。
 全体としてバランスが良く、親しみやすさと啓発性を両立した内容で多くの人に聴いてほしいと思った。

委員

 例年この時期に防災関連の特番を実施しているが、従来は被災者インタビューや専門家中心の硬い内容が多かったのに対し、この番組は気軽に防災を考えられる構成となっていた。
 赤プルさんは、防災士・芸人・地元出身という特性を活かし、企画の中核として適任で、期待に応える内容だった。番組ではインタビューに加え芸人との掛け合いを通じて、防災に関する知識を随所に織り込み、どの場面からでも有益な情報が得られる構成となっていた。
 また、赤プルさんが防災士を志した背景として紹介された家族の被災体験は、防災意識を高める上で印象的だった。
 今後も震災時期に限らず、継続的かつ多様な機会で防災関連コンテンツを提供していく必要性があると思う。

委員

 この番組は「笑いで防災を伝える」という点で画期的で、赤プルさんの「ちょっくら防災」など日頃の活動も含め、真面目さと親しみやすさを両立した内容として非常に良い番組だった。
 地震ザブトン、防災ポーチ、お片付け防災、マイ・タイムラインなど具体的な取り組みが紹介され、防災を身近に感じさせることで「自分事化」につながる構成となっていた。また、自助の観点に重点を置いた内容として説得力があった。
 一方、防災川柳は企画自体は良いものの、作品の内容面ではやや印象に残りにくいものだった。
 また、全体として赤プルさんに依存する部分が大きく、やや間延びした印象を持った。公開生放送とリスナーの受け取り方の違いもあるかもしれない。

委員

 赤プルさんを防災士としてメインパーソナリティに起用したことで、防災という重いテーマが日常の延長として捉えやすく、ラジオならではの親しみやすさと安心感のある語り口が印象的だった。
 また、赤プルさんが防災士資格を取得した背景や真摯な思いが紹介されたことで、専門家ではなく地域に生きる一人としての言葉に説得力が増し、身近なものとして受け止めることが出来た。
 内容面では、マイ・タイムラインなどを通じて「受動的な備え」から「能動的な備え」への意識転換が促され、「自助」だけでなく「共助」の担い手としての視点を持つ重要性が示された。平時からの正しい知識の蓄積が有事の強さにつながる点も重要な気づきだと思う。
 地域密着型の人材と専門知識を融合させた企画は意義が大きく、今後はSNSやデジタル媒体を活用した参加型展開など、クロスメディア的な発展に期待したい。放送局としてリスナーとの関係性を強化し、地域防災力の向上につなげていくことが望まれる。

2026年04月30日

バックナンバー