令和7年2月度 LuckyFM茨城放送 番組審議会議事録概要

番組審議会議事録概要

令和7年2月度 LuckyFM茨城放送 番組審議会議事録概要

開催日時
令和7年2月20日(木)
AM10:33~AM11:33
開催場所
LuckyFM茨城放送本社3階会議室
委員の出席 [*印 委員長 ・印 副委員長]
  • 小 西 俊 一 [ * ]
  • 鎌 田 賢   [ ・ ]
  • 樫 本 淳
  • 斎 藤 敦
  • 高 橋 美 紀
  • 永 塚 広 志
  • 松 橋 裕 子

茨城放送出席者

  • 代表取締役社長

    阿 部 重 典

  • 編成事業部リーダー

    鴨 川 貴 史

  • 審議会事務局

    宮 田 浩 二

議題
「よぐよぐオシャらぐッ inファッションクルーズ ニューポートひたちなか」
2024年12月29日(日)18:00~19:00放送

委員からの意見

委員

 私は茨城出身ではないので、番組で使われていた「かえってどうも」や「オシャらぐッ」という言葉の意味が、最初はよくわからなかった。でも、番組を聞きながら、みなさんが「どうもどうも」と自然にあいさつする様子を見て、これは「いつもありがとう」や「こんにちは」といった、茨城ならではの親しみのこもったあいさつなのかな、と感じるようになった。
 とにかく今回の出演者3人のトークがとても面白く、最後まで心地よく楽しく聞くことができた。赤プルさんはもともと面白い方だなと思っていて、バロンさんとマシコさんのお話もとても軽快で、気がついたらすっかり聞き入って「もう終わり?」と思ってしまうくらいあっという間に感じた。
 3人のテンポのいいトークに、菊地真衣アナウンサーがしっかり進行役として入り、話があちこちに飛びそうになるところをうまくまとめていたのが印象的だった。「30分も押しました」という事も納得できるほど、会場も盛り上がっていたと感じた。実際にイベントに参加した方々も、もっと聞いていたかったのではないか。
 強いて気になった点を挙げると、タバコやヤンキーの話題が少し出てきたこと。ただ、放送でカットされることもなくそのまま使われていたので、特に問題視していないのかと受け止めた。
 全体としてはテンポもノリもよく、とても楽しませてもらった。茨城弁すごいなあと改めて感じた。実は私も茨城に住んで20年。いつの間にか語尾が上がる話し方が身についてしまい、実家に帰ると「なんか話し方変だよ」と言われることがある。
 茨城弁を使ったトーク番組ということで、方言の持つあたたかさや親しみやすさが前面に出ていて、地元の魅力がすごく伝わる素敵な番組だった。

委員

 私は生まれも育ちも茨城なので、番組を聞いて茨城弁に慣れ親しんでいる人と、県外から来た方や茨城弁にあまり触れていない方とでは、きっと受ける印象がかなり違うだろうと思った。子どもの頃から自然と耳にしてきた者としては、独特の茨城弁の響きがとても心地よく、番組全体に安心感のようなものを感じた。
 出演していたバロン山崎さん、マシコタツロウさん、そして赤プルさんの3人のトークはさすがで、特にマシコさんと山崎さんはそれぞれレギュラー番組も持っており、いわば「ヘビーリスナー」の方々が楽しみにしている心地よさや、トークの安定感がすごく伝わってきた。
 それぞれの出身地も異なり、茨城弁にも地域ごとの違いはあるが、今回はそのあたりの方言のバリエーションについて、もう少し深く話が聞けたら面白かった。とはいえ、全員がトークのプロフェッショナルで、番組自体の安定感は非常に高かった。
 番組審議という視点から見ると、茨城弁という地域の言葉がこうしてラジオで生きているということ自体がとても価値があること。普段の生活の中で茨城弁を耳にする機会は確実に減ってきており、こうした番組が方言の文化を残していく一助になっているのではないか。
 ただ、今後の継続や発展を考えた時、こうした地域色のある番組が若い世代にもどう受け継がれていくのか、またその必要があるのかという点も考えさせられた。個人的には、こうした番組はずっと続けていってほしい。
 また、制作サイドからの視点では、マシコさんや山崎さん、赤プルさんが使っている茨城弁をしっかり理解し、内容をチェックできるスタッフがどれくらいいるのか少し気になった。3人に関しては安心して任せられると思うが、放送にふさわしくない表現などが万一混ざってしまった場合、適切に判断できる体制も大事だと思う。

委員

 今年の初めに「よぐよぐオシャらぐッ」が放送されるということで、楽しみに聞いた。茨城放送の中でも人気のある番組のひとつ。イベントに合わせて不定期に放送されるスタイルで、毎回楽しみにしている。
 会場はファッションクルーズ ニューポートひたちなか。公開収録ということで、たまたま立ち寄った方もいれば、このイベントを目当てに来場した方も多かったのではないか。ゲストの赤プルさんも、茨城放送で番組を持っているだけあって、まったく違和感なく番組に馴染んでいた。
 一方、他の委員も触れていたように、茨城弁や方言を全面に出す番組の場合、言葉の表現に関して少し配慮が必要な場面も出てくるかもしれない。たとえば、昔は特に問題視されなかった言葉でも、今は差別的な意味に受け取られることがあり、放送で使う際には注意が必要だと思う。
 とはいえ、こういった番組の面白さは「自然な言葉のやりとり」にあると思うし、あまり神経質になりすぎると番組の魅力が薄れてしまうのも事実。基本的なスタイルは今のまま大切にしつつ、必要なところは少し配慮していければと感じた。

委員

 「オシャらぐッ」という言葉は正直、この番組が始まるまで知らなかった。
 実際に昔からある茨城弁かどうかは分からないが、今後若い世代にとっては「お洒落」という漢字を見て「オシャらぐッ」って読んでしまうこともあるかもしれない。
 番組全体としては、宣伝の入れ方が自然で上手だと感心した。冒頭で「これはLuckyFMの営業の持ち込み企画」と番組の成り立ちをさらっと明かしていたのも新鮮だった。CMも入るので「宣伝感」が出るのは避けられないし、逆にブランドの透明性という意味でも最初から裏側を見せるのはむしろ効果的だと思う。CMで流れた紙兎ロペの登場もさりげなく紹介されていて、TOHOシネマズでおなじみのキャラクターだが、ラジオだけ聞いている人にとっては説明がないと分からないかもしれないので、その補足が入っていたのもよかった。
 編集は大変だったと思うが、聞く側としては内容が詰まった分、非常に聴きごたえがあった。

委員

 私も県外からの移住者だからこそ感じる部分があった。番組の中では「ごじゃっぺ」や「あおなじみ」といった茨城弁が飛び交うが、そのニュアンスを試しに理解してみたり、分からない言葉が出てきたときに「今度誰かに聞いてみようかな」と自然と思えたりする。私自身、茨城“バイリンガル”として育っていくような気持ちにもなり、リスナー参加型の番組だなと実感した。
 この「オシャらぐッ」もあえて「茨城弁を多用しています。分かりにくいところがあるかもしれませんが、標準語とのバイリンガルでお送りします」といった“注意書き”から入るスタイルにしてみると、むしろ今のポリコレ時代だからこそ、新鮮に感じる面があるのではないか。
 実際、タバコの話題やヤンキー文化の話など、今では“グレー”とされがちな話題もカットせずに残した編集方針には、番組の意図を強く感じた。逆にそうした話題が、SNSなどでも「好きな人同士が集まる文化」として支持されている今、まさにその文脈に乗っていると言えるのではないか。
 「茨城の人たちのリアルな会話を、好きな人たちに届けたい」という誠意が伝わってくる番組だった。とても楽しく、学びも多い時間だった。

委員

 最初だけかと思っていた方言での会話が最後まで続き、良い意味で期待を裏切られた。特に菊地アナが登場した場面では、「ここで標準語で場をなだめるパターンか」と思いきや、むしろ一緒になってカオスに加わっていく姿に思わず笑ってしまった。全体を通して、まるでU字工事さんの漫才を聞いているようなテンポ感とローカル感が心地よかった。
 会場の反応も男性の声が多く、強い支持を受けている印象だった。茨城県内のリスナーが“内輪ネタ”として楽しむ番組と思いきや、県外出身者としても「同じ県内でも言葉が違うのか」といったトリビア的な楽しみ方もできた。ただ「オシャらぐッ」の意味は最後までわからなかった。
 このような方言全開のローカル番組は、大阪や福岡など西日本ではよく見かけるが、東日本ではあまり多くない印象がある。ぜひこの番組をきっかけに、東日本にもこうしたスタイルが広がっていってほしい。

委員

 最初から最後まで、バロンさん・マシコさん・赤プルさんの掛け合いはスピード・テンポともに非常に良く、会場の盛り上がりや反応もよく伝わり、飽きることなく大変面白く聴けた。あっという間の1時間で、ラジオ番組の楽しさが存分に感じられる内容だった。出演者と会場の一体感が想像でき、リスナーとしても自然とその場にいるような臨場感を味わえた。
 このような番組であれば、通勤・退勤時の車中でもリラックスして、疲れることなく楽しめる。今回初めてこの番組を聴いたが、「次も聴きたい」と素直に思える内容だった。
 これまで審議会用の音源を聴く際には、「悪い点を見つけよう」という意識が先立ちがちだったが、今回は純粋に楽しく聴くことができ、番組終了後も「悪い点は特にないな」と感じた。
 リスナーによって「心地よいラジオ番組」の定義はさまざまだと思うが、私にとっての「心地よい番組」とは、多少「こんなこと話していいのかな?」と思う場面があっても、出演者のテンポやリズムがそれを補って余りあるようなもの。番組中には「女っ子」という言葉や煙草の話があり、もしかすると指摘される点かもしれないが、3人のキャラクターと軽妙なノリに悪意はまったく感じられず、「しょうがないね」と笑って楽しめる内容だった。

2025年03月31日

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