令和7年10月度 LuckyFM茨城放送 番組審議会議事録概要

番組審議会議事録概要

令和7年10月度 LuckyFM茨城放送 番組審議会議事録概要

開催日時
令和7年10月27日(月)
AM10:31~AM11:26
開催場所
LuckyFM茨城放送本社3階会議室
委員の出席 [*印 委員長 ・印 副委員長]
  • 小 西 俊 一 [ * ]
  • 鎌 田 賢   [ ・ ]
  • 斎 藤 敦
  • 高 橋 美 紀
  • 永 塚 広 志
  • 松 橋 裕 子
  • 宮 崎 健

茨城放送出席者

  • 取締役会長

    北 島 重 司

  • 編成事業部リーダー

    鴨 川 貴 史

  • 編成事業部

    菊 地 真 衣

  • 審議会事務局

    宮 田 浩 二

議題
『Teen’s FM』 毎週日曜日 9:30~10:00放送

委員からの意見

委員

 全体として、若い世代が主体的に制作し、同世代のリスナーに向き合って発信している姿勢が、現代ラジオの新しい役割を示していると感じられた。ただし、番組内で最初に登場した若手パーソナリティの年齢や学生・社会人などの背景が明示されていないため、初めて聴くリスナーにとっては世代感が掴みにくかった点は改善の余地があると思う。
 紹介された楽曲は松田聖子さんは分かりやすかったが、それ以外は理解しにくく、イントロが短く流れただけで理解できる現在の若い世代の聴覚・感覚の鋭さを実感した。
 ひと夏のパーソナリティ前半の担当は落ち着いた話し方で、アナウンサーやキャスターとは異なるトーンだったが、トーク全体にやや平坦さがあった。一方、後半の白田さんはアプリを活用した工夫もあり、抑揚や演出力に優れていて若い世代ならではの表現力を感じさせた。
 今回の放送を通じて、自身の世代とのギャップを強く感じるとともに、若い世代のラジオ制作力や表現力の高さを改めて実感し、今後も注目したいと思わせる内容だった。

委員

 今回の番組は茨城放送がジェネレーションギャップを意識しつつ、若い世代の才能を発掘・育成するという姿勢が強く示されていて、非常に意義深い番組だと感じた。菊地アナウンサーが関わることで、大人側の経験や視点と10代の学生・若手パーソナリティの生の声や発信が自然に交わり、双方に学びの場を提供している点が特に評価できる。
 前半の若手パーソナリティたちは、初めて聴くリスナーには年齢や背景がやや不明瞭であったが、拙いながらも生き生きとしたトークはZ世代の個性や表現力をよく伝えていた。番組は単なる注目を集めるための演出に終わらず、スタッフや制作の努力、番組作りのプロセスを間近で感じさせる教育的価値も含まれていて、世代間の学びや交流の場としての可能性を秘めている。
 この番組は地域発の若手発信のモデルとして、今後も発展性が期待できる内容であり、大人も学びながらリスナーとして楽しめる番組になっている。発展性・社会的意義の観点からも高く評価したい。

委員

 この番組は明確に10代の若者を主なターゲットに設定していて、放送時間帯も若者がラジオに触れやすい時間に組まれていることが特徴だと思う。番組の中では、若者自身がラジオドラマの制作や企画運営に参加していて、リスナーとしてだけでなく制作者としても番組に関わる体験を提供している。イントロクイズや選曲でも、昭和の曲から最新の曲まで幅広く取り入れられ、若者だけでなく少し上の年代でも楽しめる工夫がなされている。
 出演者の白田さんをはじめラジオが好きで積極的に関わる若者たちの姿は、番組を通じて次世代リスナーの育成やラジオ文化の継承に大きく貢献していると感じられた。
 また、参加型の構成や若者視点を重視した内容により、単なる情報提供や音楽紹介に留まらず、リスナーが自ら考え、体験しながら楽しめる番組設計となっていた。こうした若者の主体的な関わりが、今後の番組の広がりや発展性につながることを期待したい。

委員

 今回の放送はラジオが若い世代、特に10代に訴求し新しいファン層を獲得するための取り組みとして、非常に意義のあるチャレンジだった。ただ、冒頭の説明があるまで出演者の属性や番組背景が分かりにくく、理解に時間がかかった。前半の男子二人が中学生か高校生かなど、具体的な情報がもう少しあると聴きやすかった。
 番組内容はトークやイントロクイズなどありきたりな要素もあったが、昭和歌謡など親世代にも訴求できる要素を取り入れ、世代を超えた広がりの可能性が見えた。後半の白田さんも19歳という年齢以外の属性が分かりにくく、もう少し自由度のある企画や試験的な挑戦をさせることで、新しい発見や面白さが生まれる余地があると感じた。
 総じて、若者による若者向けだけでなく、世代を超えたリスナーへの訴求や制作経験の場としても価値があり今後さらに発展できる番組だと思う。

委員

 これまで何度か番組を聴いていた。特に耳を引いたのは放送委員会改革の取り組みで、Podcastも含めて複数の企画をローテーションしながら飽きさせない構成になっていると感じた。
 結論として、この番組はティーンズにとって憧れとなる賢く楽しく頑張り屋で優しい女性アナウンサーを揃えているLuckyFMならではの番組だと思った。今回出演されたマチュルーバさんとトランプサイダーさんも、同世代や下の世代から憧れを受ける活躍をしていたと思った。オープニングトークでは、新聞部としての総文祭取材や台湾留学の経験などをさらりと紹介し、意識の高い若者像を示すことで前向きなリスナー層に刺さる内容だった。
 「ティーンズがイントロしてみた」のコーナーでは、楽曲紹介のエピソードが上手に組み込まれ、出題者以外の参加も工夫されていた。「青い珊瑚礁」や「夏の終わり」といった幅広い世代に馴染みのある曲を取り入れるなど、リスナーへの配慮も感じられた。
 白田さんについても今回音源を聞いて、その才能を改めて確認できた。ラジオドラマは夏祭りを舞台にしていて、告白の有無に関わらずリスナーを「キュン」とさせる構成で、声だけで本当の気持ちを伝えるというラジオの特性を活かした内容になっていた。

委員

 番組の主旨である「10代にラジオをもっと聞いてもらいたい」という考え方は非常に重要で、ラジオ局としての積極性や必死さも感じられた。冒頭でSNSの告知していた点からも、若者向け番組であることが明確だった。
 一方、放送時間が休日の朝9時半という点は、リアルタイム聴取には合わない可能性がありradiko等での聴取が中心になると考えられる。
 番組を通じて10代の感覚や情報収集の方法を知ることができ大変勉強になった。イントロクイズでは曲ごとに出演者の思いやエピソードが触れられ選曲の意図も伝わった。出演者はSNSやYouTubeで情報を得ていて、従来の世代とは異なる新しい形が見えた。また、罰ゲームのセンブリ茶などユーモアも印象的だった。
 ラジオドラマも心情表現がうまく、ラジオならではの表現力を感じた。最後に出演者が発信した「ラジオを頼ってほしい」「色眼鏡なく受け取ってくれる唯一のメディア」というメッセージは重みがあり、局として今後の番組作りに活かす責任の大きさを感じた。

委員

 番組の意図や制作側の思いが非常にはっきりしていて非常に好感を持って聞けた。特に「10代の若者に情報収集や発信の手段としてラジオを使ってもらう」というテーマを明確に打ち出している点が印象的。将来の存続に関わるテーマとして若い世代に参加してもらい、ラジオを活用してもらう取り組みは非常に意義があると感じる。
 一方、若者が番組に参加してもすぐにリスナーになるわけではないため、聞いてもらうことや興味を持ってもらうことには大きなハードルがある。そのギャップをどのように乗り越え、10代に刺さる番組として成立させているのか、また1年半の放送を通じてどの程度若者に活用されているのかという感触を知りたいと思った。
 今回の「ひと夏のパーソナリティ」のコーナーでは、イントロクイズやラジオドラマ、センブリ茶など、古くからあるラジオの形式を10代に届けていて、伝統的な要素がどの程度刺さるのかという点にも関心がある。その意味でも、番組制作側の内容の吟味や工夫のプロセスについても伺いたい。

2025年11月30日

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