令和7年度12月度 LuckyFM茨城放送 番組審議会議事録概要

番組審議会議事録概要

令和7年度12月度 LuckyFM茨城放送 番組審議会議事録概要

開催日時
令和7年12月25日(木)
AM11:00~PM12:14
開催場所
LuckyFM茨城放送本社3階会議室
委員の出席 [*印 委員長 ・印 副委員長]
  • 小 西 俊 一 [ * ]
  • 鎌 田 賢   [ ・ ]
  • 斎 藤 敦
  • 高 橋 美 紀
  • 永 塚 広 志
  • 松 橋 裕 子

茨城放送出席者

  • 取締役会長

    北 島 重 司

  • 編成事業部リーダー

    鴨 川 貴 史

  • 審議会事務局

    宮 田 浩 二

議題
2025年を振り返って

委員からの意見

委員

 「命のバトン 子供の心臓移植は今」では、ドナーの存在が不可欠である心臓移植という重いテーマが扱われた。番組前半ではその難しさや葛藤が伝えられ、途中では移植医にまつわるエピソードも紹介されるなど、現場の複雑な側面が描かれた。さらに終盤ではドナーとなった家族へのインタビューもあり、全体を通して多角的に考える必要性を感じさせる内容だった。
 「磯山純のLove Yourself」では、千波湖での1万人ライブ実現までの経緯と当日の様子が紹介された。番組内で語られていた目標がカウントダウンを経て実現に至った過程は非常に印象的で、小規模なフェスの開催などを通じて段階的に準備を重ねてきた点に感心した。
 「Teen’s FM」は学校内の放送活動との親和性を活かしつつ、中学生など若い世代が参加しやすい仕組みが整えられ、コンテンツ制作や人材発掘の場として機能している点が特徴的だった。さらに公共の電波での発信機会を提供することで、新たな参加者の意欲を高め、循環的に成長を促す仕組みがうまく設計されていると感じた。

委員

 今年聴取した番組の中から、特に印象に残った2つの番組についてコメントしたい。
 先ず「命のバトン」は非常に印象深く、高く評価したい。ラジオの本格的なドキュメンタリー番組を聴くのは初めてだったが、映像がなくても現場の様子や関係者の思いが十分に伝わり、内容の深さに驚かされた。長期間にわたる取材と丁寧な構成で、医療従事者や患者に寄り添った視点が感じられ、移植医療の現状や課題への理解を深める内容となっていた。加えて、移植医療において重要な国民への周知・啓発という観点からも意義のある番組だった。
 現役世代では新聞やテレビといった従来のメディアに触れる機会が減少していて、情報発信の難しさがあると思う。その中で、ラジオはスマートフォンやradikoの普及により比較的接触機会があると感じている。SNSとの連携を強化しながら社会課題に関する良質な番組を継続的に発信していくことを期待したい。あわせて移植医療の問題についても一過性ではない、継続的な取材・報道が望まれる。
 「Teen’s FM」も印象に残った。若い世代がラジオや従来メディアに触れる機会が減る中、Instagramと連動した取り組みでラジオへの関心を高める工夫がされている点を評価したい。今後は音楽やライフスタイルにとどまらず、社会課題や時事問題にも関心を持てるような内容を取り入れることで、若い世代の主体的な発信力をさらに活かすことができるのではないか。
 昨今SNS上の情報拡散やデマの問題など、情報の信頼性について考えさせられる場面も多く、報道のあり方について改めて意識する一年だった。
 最後に来年はワールドカップ開催などでサッカーへの関心の高まりが期待される。ラジオでも地域を盛り上げる番組展開を期待したい。

委員

 私も今年の番組の中で、アーカイブとしてもう一度聴きたい番組として「命のバトン」と「Teen’s FM」が特に印象に残った。
 「命のバトン」は、ラジオドキュメンタリーとして非常に完成度が高く、重いテーマでありながらも強く記憶に残る内容だった。気軽に聴くというより、改めて時間を取って向き合い、自分自身の立場に置き換えて考えたくなる番組だった。アーカイブ配信やSNS連携による再聴取の広がりにも期待したい。
 もうひとつの「Teen’s FM」は、若い世代の未熟さや初々しさを含めた魅力があり、将来の可能性を感じさせる内容だった。正解が求められがちな現代において、多様な表現や試行錯誤を許容し、若者の発信力を育てる場として意義があると感じた。
 ラジオは従来の一方向的な媒体から、必要とする人に届く媒体へと役割が変化していて、SNSなどとの連携を通じて新たな接点を生み出していく重要性も感じた。

委員

 今年は公開収録から社会的課題に迫る報道番組、若年層向けの実験的番組まで、多彩な番組が制作されていた。2~4月の番組は公開収録・生放送で、会場では盛り上がるもののリスナー全体への伝わり方に課題もあった。一方、出演者のファンにとっては貴重な企画であり、今後も継続する意味はあると思う。
 「LuckyFes×BARKS Radio」は音楽フェスとのコラボレーションが印象的で、センスの良い音楽を楽しめる番組だった。ただ、アーティスト紹介の部分などで説明不足を感じる点もあり、今後は番組として掘り下げるなどの工夫の必要性を感じた。
 「ケーズデンキpresents ロボッツロッカールーム」は、試合や選手の裏話に加え、戦術や技術面もバランスよく扱うことで、番組の深みがより増すと思う。
 全体を通して、ラジオと音楽フェス、スポーツチームとのコラボレーションなど、LuckyFMならではの多彩な番組制作が行われていて、地域に根ざしながら幅広いリスナー層に楽しんでもらえる内容だと思った。

委員

 赤プルさんやマシコさんの番組は面白く楽しく聴けた一方で、公開形式のためリスナーが取り残される部分を感じた。
 「命のバトン」における子どもの心臓移植では、移植を受けた子どもや家族の声を公共放送として伝え、命の尊厳やドナー不足などの社会課題に対する啓発が行われていて、今後も継続的な報道発信を期待したい。
 「Teen’s FM」は10代向けラジオという明確なコンセプトのもと、話す魅力の発信や将来リスナーの育成に寄与していると思う。
 「ロボッツロッカールーム」の内容は面白いものの、パーソナリティ一色さんがやや静かで番組の盛り上げ方に工夫が必要だと感じた。進行次第でさらに良くなる可能性があると思った。

委員

 今年の初めは公開収録や公開放送の番組が続いた。公開収録の雰囲気と番組の面白さを両立させるのは難しく、リスナーに楽しんでもらえる形の工夫が必要で、今後の課題だと思う。
 「命のバトン」では、長期取材に基づき命をテーマにした内容は非常に聴き応えがあった。情報量の多い取材のどの部分に反映させるか、編集の重要性も再認識した。
 「Teen’s FM」では学生とともに番組制作・放送まで行う取り組みを評価したい。
 「ロボッツロッカールーム」はファン向けの聴き応えがある一方で、放送と試合のタイムラグがある点は改善の余地があると思う。来年のスポーツイベントやワールドカップに合わせ、県全体を盛り上げる番組作りが望まれる。

2026年01月31日

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