令和6年11月度 LuckyFM茨城放送 番組審議会議事録概要

番組審議会議事録概要

令和6年11月度 LuckyFM茨城放送 番組審議会議事録概要

開催日時
令和6年12月2日(月)
AM10:35~AM11:36


開催場所
LuckyFM茨城放送本社3階会議室
委員の出席 [*印 委員長 ・印 副委員長]
  • 小 西 俊 一 [ * ]
  • 鎌 田 賢 [ ・ ]
  • 樫 本 淳
  • 斎 藤 敦
  • 高 橋 美 紀
  • 永 塚 広 志
  • 松 橋 裕 子

茨城放送出席者

  • 取締役会長

    北 島 重 司

  • 代表取締役社長

    阿 部 重 典

  • 編成事業部リーダー

    鴨 川 貴 史

  • 審議会事務局

    宮 田 浩 二

議題
「衆院選開票特別番組『明日への選択』」
2024年10月27日(日)19:55~22:00放送



委員からの意見

委員

 今回のLuckyFMの選挙特番を拝聴し、最初に「どこかで聞いたことのある声だ」と思い、Xのコメントを見て北島会長本人の出演だと知り、報道デスクとしての臨機応変な進行力に感銘を受けた。情報過多な選挙報道の中で、どうラジオという媒体で的確に情報を届けるかという視点から番組を聴き、アナウンサーとの掛け合いや突発的な中継への対応など、放送のクオリティの高さを感じた。
 私はテレビを手放して以来、選挙は主にネットやSNSで追っていますが、この番組は池上彰さんが出演していたテレビ東京の選挙特番に通じるものがあり、「ここでしか聞けない情報」が聞ける貴重な機会だったと思う。特に激戦区でのレポートにはリアリティがあり、深夜1時まで他メディアとザッピングしながら聴いていたが、「#LuckyFM選挙」のハッシュタグにはなかなか行きつかず、SNSでの拡散力や認知度には課題が残ると感じた。
 実際、過去の調査では選挙時にラジオを参考にする人は2.1%程度とされており、まだまだニッチな存在。候補者が積極的にSNSを活用する時代、メディア側もそれに呼応する必要があると感じている。たとえば、北島会長の個人アカウントの開設や、番組専用のハッシュタグの設置、選挙以外での継続的な情報発信を通じて、リスナーとの接点を日常的に広げていくことが、次回の選挙報道にもつながると思う。
 ライブ配信における選挙コメントにはリスクもあるが、平時から信頼と関係性を積み重ねることで、選挙時の情報発信力がより高まるはず。来年の参院選では、北島会長の発信をもっと多くの場で聞けることを楽しみにしたい。

委員

 今回のLuckyFM選挙特番「明日への選択」をリアルタイムで聴けなかったことを、大いに後悔している。テレビはまだ家にあるが、数日に一度電源を入れる程度。普段は電池駆動のラジオを活用する習慣もなく、やむを得ずYouTubeで全国版の情報を流し見していたが、時間を無駄にしたと感じた。
 番組を聴いて自分が本当に知りたかったのは、地元・茨城の選挙情勢やその背景、今後の展望についての情報であり、それに加えて全国の大まかな結果が把握できれば十分だということに気づいた。今回の放送を通じて、「LuckyFM茨城放送を聴き、Xでハッシュタグを追う」という、自分にとって最適な選挙情報の受け取り方をようやく見つけた感覚。今後はこのスタイルで追いかけ、他の人にもぜひ共有したいと思う。
 内容面では、選挙戦の構図の解説などが非常に分かりやすく、「これはリアルタイムで聴くべきだった」と痛感した。また、中継の技術面ではたとえば常陸太田からの中継が背景音も含め非常にクリアで好印象だった一方で、場所によっては通信環境や回線の影響と思われる音声クオリティの低下が見られたのは少々残念。
 政党事務所との電話インタビューでは、相手方の電話機が背景雑音を処理しすぎて音質が不自然になったり、話者が放送中であることを意識していないような受け答えがあったりと、改善の余地を感じる場面もあった。特に生放送である以上、事務所側にも「放送に乗っている」という認識を徹底してほしいと思った。
 私自身、音声関連の専門知識があるが最近の技術についてはまだ学びきれておらず、それでも今回の放送を通じてラジオの持つ臨場感や情報の密度の高さを改めて実感した。次回はリアルタイムでしっかり聴取したい。

委員

 今回、LuckyFMの選挙特番を初めてラジオで聴取し、テレビとは違った魅力を強く感じた。テレビの選挙番組はバラエティ色が強く、候補者のエピソード紹介などに時間を割きすぎる傾向があると感じていたため、ラジオでの特番に興味を持ち、今回の放送は非常に新鮮で印象深いものだった。
 特に北島会長による解説は、記者時代の経験が反映された説得力のある内容で、非常に面白く聴けた。梶山さんと茂木さんの関係性や、西村さんと丸山さんの選挙結果の違いなど、地元に根ざした解説に引き込まれた。ただ、北島さんがどのような経歴を持つ人物なのかを知らないリスナーも多いはずで、その紹介が冒頭などで丁寧にしていれば、より信頼感が増したのではと感じた。
 番組の進行や中継も全体的に安定しており、アナウンサーや記者の声も聞きやすく、プロフェッショナルな構成だった。一部、通信環境の問題で聞き取りにくい場面があったのは惜しかったが、全体的には高評価。
 初めて実施した出口調査については、内容の分析コメントがありつつも、具体的な実施方法、調査地点の数や方法などについての説明があれば、より理解が深まったのではないか。また、今やテレビの選挙特番でもSNSの声を取り入れるのが一般的になっている中で、Xでの有権者の意見紹介がやや少なかったのは気になった。民意を反映する上でも、今後はSNSとの連動を強化してほしい。
 さらに、設楽議員とのやりとりでは回答が曖昧で要点が見えにくく、内容としてはやや物足りなさを感じた。とはいえ、全体としてはベテランのアナウンサー・記者・解説者による安定感のある放送で、非常に聞きやすい番組だった。

委員

 今回のLuckyFMの選挙特番では、北島会長が報道デスクとして参加されており、その点にまず驚きと関心を持って番組を集中して聴いた。選挙特番の準備期間が限られていたにもかかわらず、独自の出口調査の実施を含め、非常に意欲的で画期的な放送だった。
 特にテレビでは全国的な視点に偏りがちだが、茨城の選挙区に特化してじっくりと解説する機会は貴重であり、地域に根ざした内容がしっかりと届けられていたと思う。北島会長のコメントも的確で、リスナーのニーズに合致した有意義な番組だった。
 一方で、放送中に自民党県連幹部から不適切な発言が飛び出し、正直ドキッとした。怒りを伝えたかった意図は理解できるが、公の電波に乗る言葉としては適切ではなかったと思う。北島会長が「それは大げさですけど」とやや和らげて対応していたものの、生放送の難しさを感じさせる場面だった。
 また、他局では当確が出ている候補者に対して、LuckyFMではまだ出していないというケースがあり、タイムラグに多少の違和感を覚た。ただ、これは番組の性質上ある程度避けがたいことであり、放送中にも「当確はまだです」と補足を入れていた点は丁寧だったと評価している。
 全体として、選挙報道における誠実さや準備の努力が随所に見られ、聞き応えのある良質な番組だった。

委員

 茨城放送が選挙結果を当日に放送し、出口調査や各候補者の事務所からの実況中継を取り入れたことは、聴取者にとって非常に意義のある取り組みだった。特にリアルタイムで選挙の進行状況を知ることができる点は、テレビとは違ったラジオの強みが生かされていたと思う。
 出口調査についても、正確性・信頼性を意識した分析がなされており、情報の扱いに慎重な姿勢が伺えた。柴田さんと北島デスクのやりとりも非常に自然で聞きやすく、リスナーとして心地よく番組に入り込めました。
 特に印象的だったのは、北島デスクによる出口調査の分析で、1区にフォーカスした話題は、まさに自分が投票した選挙区だったこともあり、思わず前のめりで聞き入ってしまった。
 今回、「テレビよりも早く、詳しくわかるのはラジオ」と改めて感じる発見もあった。茨城放送のこうした努力や放送の価値がもっと多くの人に伝わっていけばいいなと心から思う。

委員

 今回の茨城放送の選挙特番は、開票状況や得票数、陣営・政党側の声、北島デスクの解説など、必要な情報がコンパクトに整理されていて非常に聞きやすく、選挙報道の「原点」を思い出させてくれるものだった。ここ数年、地上波では投開票日の報道がエンタメショー化している傾向が強まる中で、シンプルに「選挙の中身」を伝える姿勢に、改めて大きな意義を感じた。
 一方で、東京都知事選や兵庫県知事選などに見られたように、今はSNSが選挙の行方に大きな影響を与える時代。旧来のメディアが選挙期間中に提供する情報が、果たして有権者のニーズに本当に応えていたのか──それを見直す時期に来ていると強く感じる。
 SNSには情報の信頼性という課題もある一方で、「有権者が求めている情報を、タイムリーに届ける」ための有効な手段でもある。今後は、放送局もSNSを含めた情報発信体制の強化を進め、メディアの信頼性と時代性を両立させることがますます重要になると感じた。

委員

 今回の選挙特番では、北島会長による的確な解説が番組全体を統率し、非常に印象的だった。一方で、番組の放送時間に限界があったことは否めず、特に当確が出揃う前の「空白の時間帯」に放送が当たっていたため、構成上難しい点も多かったように感じた。
 ゼロ当確が出た2区・4区については選挙事務所の様子が伝えられたが、候補者本人の声が放送されなかった点は少し残念。せっかくの当確の瞬間であれば、録音対応でもよいので肉声を届けられればより臨場感が出たのではと感じた。5区の浅野候補のみ音声が流れたのは好印象だったが、他の区についても同様の対応があればより良かったと思う。
 また、各選挙区からのリポートは安定していたが、陣営スタッフや支援者の声なども加わるとより厚みが増したのではないか。出口調査の結果についても貴重な情報であった一方、1区の開票が進んでいない段階での紹介だったため分析の深度には限界があった。
 そして特に印象に残ったのは、ある県連幹部の発言。放送中に北島会長が「それは大げさですけど」と軌道修正したものの、生放送での発言管理の難しさとリスクを感じた。生のインタビューを放送する際にはワンクッションおいた編集や事前録音の活用など、一定のフィルターを通す仕組みの導入も検討されるべきではないか。選挙報道の信頼性と公共性を守るためにもこの点は今後の大きな課題だと思う。

2024年12月31日

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