令和5年11月度 茨城放送番組審議会議事録概要

番組審議会議事録概要

令和5年11月度 茨城放送番組審議会議事録概要

開催日時
令和5年11月27日(月)
AM10:29~AM11:09
開催場所
茨城放送本社3階会議室
委員の出席 [*印 委員長 ・印 副委員長]
  • 渋 谷 照 夫 [ * ]
  • 小 西 俊 一 [ ・ ]
  • 樫 本 淳
  • 鎌 田 賢
  • 菊 池 康 弘
  • 斎 藤 敦
  • 鷲 田 美 加

茨城放送出席者

  • 取締役会長

    北 島 重 司

  • 代表取締役社長

    阿 部 重 典

  • 編成事業部リーダー

    鴨 川 貴 史

  • 審議会事務局

    宮 田 浩 二

議題
「Happyパンチ!」(木)9:00~13:00放送

委員からの意見

委員

 「Happyパンチ!」は金曜日を担当してるたかとりじゅんさんの印象が非常に強い。京太朗さんと山口あやさんが担当する木曜日はこれまで聞いてなかった。今回聞いてこんな面白い番組と分かったので改めて聞くようにしたい。
 内容は笑いながら4時間楽しく聞ける内容で大変良かった。今回のテーマである「あーあ」。出だしから大変うまいと思った。出だしは非常に大事で、講演等でも出だしがうまくいくと成功するけれども、この出だしが家に突然行った話からの展開もさすがプロだと思った。
 この2人とも役者だと思ったのは、「木曜学園」。京太朗さんが豆知識みたいな話を出してきて、私には全て初めての話で「へー」と思いながら聞いた。そして京太朗さんが別人のような声でやるところが上手いと思う。「喫茶画廊」というコーナーでは山口さんが突然今までと違う「そうでございますか」みたいな淑女の声に代わって話していたのもなかなか面白い。
 エンディングで来週は山口あやさんがお休みと言って、京太朗さんと一緒にびっくりしながら聞いたけども、代わりに誰が来ると訊いたら菊地真衣さんとのことで京太朗さんが驚いた後すごく喜んだので、山口さんが「喜ぶな。腹立つな」と言うところもハプニングかなと思った。実際はハプニングではないと思うけれども、最後まで退屈させずにハラハラしたり、笑わせたりしながら夫婦漫才みたいな感じで面白く聞いていられる内容だった。
 この2人の組み合わせ、これからも長く続けてもらえると楽しいと思う。

委員

 午前のワイド番組はずっとサンプリング的に楽しく聞けて、例えば10分や15分切り取って聞いても楽しいという構成や設計をしてるのかと思った。
 京太朗さんが登場した時は、たかとりさんの出番が減ったのかとも思っていたがだんだん馴染んできて、強めのおふざけと山口さんの切り返しが非常にパンチが効いていて、他の曜日と比べても楽しさがより強い。
 オープニングは漫才、喫茶画廊はコント、木曜学園は大喜利だろうか。リスナーから投稿される話題も楽しくタメになる。スクーピーレポート、楽曲、ニュース、天気予報、交通情報など、茨城に関わる楽しい最新情報は「Happyパンチ!」でピックアップできると思う。
 京太朗さんの本業の歌がごく稀に知れるときがあり、ただのふざけたおじさんではないことを思い知らされる。番組担当になったばかりの頃、静岡方面のリスナーからの投稿が目立っていた。尊敬され、愛されるキャラクターなのだと、後日納得した。

委員

 4時間のワイド枠のうち、1時間はちょっとに短くまとめられていて、そのどれもパーソナリティの 2人の絶妙な掛け合いがあって、非常にテンポが良かった。
 話題も観光情報から教養的なものまでバラエティに富んでいて、リスナーを退屈させない、安定的な番組構成だと感じた。
 印象に残ったのはリスナーから募集した全国のおすすめのカフェ情報。SNS の投稿感覚で寄せられた情報を紹介するコーナーが個人的にはすごくいいと思った。
 番組の放送時間帯が平日午前中なので、移動中の車の中、仕事の合間で聞いてるリスナーが多いと思う。一部だけ聞いても十分楽しめる番組だと思うし、朝の時間帯にこういう気軽に聞ける番組は、非常にいいと思った。

委員

 私も京太朗さんと山口さんの掛け合い非常に絶妙で、聞いていて非常に心地のいい番組だなという印象を受けた。言ってみればそれに尽きる。特に音源はニュース、天気予報、交通情報などが省かれていたので、ずっと2人の掛け合いを聞ける音源で、その印象が非常に強かった。
 「PUNCH TOPICS !!」はいわきの情報だったが、本当にいい情報が得られる良いコーナーだと思った。それから「喫茶画廊」はハガキで寄せられた喫茶店を紹介するという趣旨。場所やその喫茶店の名前も出てくるけれども、その情報にプラスして客層、人気のメニュー、京太朗さんの奥さんが働いていたなど、そういう情報もあったけれども、基本的な情報がもう少し分かると非常にいいと思う。寄せられる情報によってまちまちとは思う。多少補足する部分があってもいいと感じた。
 それから「木曜学園」の方は残念な生き物辞典の紹介だったが、2016年に出版された本でちょっと前に大ブレイクした本。そういう意味では情報が多少古かったと感じた。山口さんが知らなかったということで、話自体は非常に盛り上がって楽しかったけれども、その辺が悪く言えばという話。
 それからこの日の「あーあ」というテーマが非常に良かった。話題が多岐にわたっていて、電気つけっぱなし、編み物、競馬の話など非常にそれに対するやり取りが非常に面白かった。
 この音源聞いて一番笑えたのがエンディング。他の委員もから発言あったが、これが演出だとしても最後に非常に笑えて締めくくられていた。

委員

 資料にもあるように夫婦漫才、まさに2人の掛け合いに魅せられた。うまくボケとツッコミが成立していて、4時間の長丁場、メリハリがあって全然4時間を長く感じない構成だと思った。
 ラジオ、音声メディアの特性として、個別のテーマやコーナー設定も大事だと思うけれども、それ以上に大事なのはリズム、メリハリが効いてるかどうかかと思った。
 今回プロのパーソナリティの技を見せてもらった印象。「木曜学園」を聞いてすごいお得感を感じた。虎は狩りが下手という話。これはどこかでネタとして使おうと思った。

委員

 皆さんの発言同様、大変楽しく聞いた。「Happyパンチ!」月曜日から金曜日までの午前中のワイドで、看板番組の1つかと認識はしてるけれども、4時間の長丁場の番組で、これを通しで聞ける人は限られていて、聞けるところで聞く方がほとんどなんじゃないかと思う。今回の木曜日の京太朗さんと山口あやさんのコンビ、コーナーも一つ一つ工夫していて、短く聞く人、ちょっとしか聞けない人でも楽しく聞ける番組になっていた。
 この組み合わせが違ってもひょっとしたらこういう面白さにならないのではというところもあり、木曜日に関してはすごくうまくいってると思った。
 いわき市の紹介の話。話も楽しく聞けたけれどもインタビューも結構丁寧に訊いていて、ガイドツアーをどう申し込めばいい、別に予約とかいらない、そこに当日その時間に来てくれればいい、料金の話、結構微に入り細に入りで必要な情報が入っていて、興味持った人はすぐ行けるような形にもなっていた。ただ楽しくというだけではなく、情報の伝え方という点でも、プロの技でちゃんとできていて、そういった点も感心させられた。

委員

 「HAPPYパンチ!」木曜日の京太朗さんと山口あやさんのトークを聴いた。息の合ったやりとり、メリハリの効いたコーナー展開、演出で飽きさせずに、1日の活力をいただけた内容だった。
 京太朗さんと山口あやさんの「共感され力」が素晴らしい。「オープニング」では、京太朗さんが10代の女の子には知られていなかった「あーあ」なテーマで始まり、「ある、ある」と言いたい話題が散りばめられていた。日頃からネタを丁寧に準備している様子が伺えた。
 喫茶店・カフェ情報をリスナーから募集する「喫茶画廊」では、京太朗さんがアニメのおじいちゃん役のような癒されボイスでゆっくりと語り、山口あやさんが全く気にせず対応する、そのギャップが楽しい。「木曜学園」では、山口あやさんの声が甲高く「そうなんですの?」などと別キャラになり面白い。「そこじゃねーんだよ」などと尖った口調になるのも、あやさんのキャラクターだから許せるのかもしれない。
 「Happyパンチ!」は曜日によってカラーが変わり、やはりラジオは「人」が大切ということを再認識させられる。全ての曜日を通して「HAPPYになろう!」というメッセージがしっかりと届き、元気をもらえる。
 「PUNCH TOPICS !!」に出演された緑川さんは、「いわき名物ガイド」の紹介をしながらも、常に茨城県を会話に入れることで話題をリスナーの自分事に感じさせる話術で、これが素晴らしかった。こうした「トークのコツ」を共有すると、ゲストのトークがより聞き手に伝わりやすくなるのではないか。

2023年12月31日

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