令和3年11月度 茨城放送番組審議会議事録概要

番組審議会議事録概要

令和3年11月度 茨城放送番組審議会議事録概要

開催日時
令和3年11月30日(火)
AM10:30~AM11:46
開催場所
茨城放送本社3階会議室
委員の出席 [*印 委員長 ・印 副委員長]
  • 渋 谷 照 夫 [ * ]
  • 小 西 俊 一 [ ・ ]
  • 池 田 敦 彦
  • 鎌 田 賢
  • 菊 池 康 弘
  • 柴 田 敦
  • 鷲 田 美 加

茨城放送出席者

  • 取締役会長

    北 島 重 司

  • 代表取締役社長

    阿 部 重 典

  • 編成事業部リーダー

    鴨 川 貴 史

  • 報道広報事業部サブリーダー

    畑 中 一 也

  • 番組審議会事務局

    宮 田 浩 二

議題
「 『衆院選開票スペシャル2021』~日本、そして茨城の未来 」
令和3年10月31日(日)20:00~23:00放送

委員からの意見

委員

 生放送ならではの臨場感あふれる番組。ライブ感と落ち着き、安心感との両立というのが、さすが茨城放送の選挙報道の番組と思いながら聞いた。特にここが良かった点、3点挙げたい。
 一点目が司会進行。生放送では、途中で小さなハプニングが発生しドキドキ感が直にリスナーに伝わることが多いと思う。いつもの感じの進行になんとも言えない安心感があった。副題にあった「日本そして茨城の未来へ」に結論付けられていた点、すごく良かった。国政選挙でも県民一人一人の身近な課題をどのようにして解決していくか、日常のところに結論があることをしっかりと感じた。
 二点目、生の声をふんだんに取り入れていた。候補者あるいは当選者だけではなく、後援会の方々のテンション高い発言、一般の県民の意識も含めて紹介していた。聞き取りづらい生の声も多かったが、上手く編集していた。
 三点目、見どころの解説がすごく良かった。BGMもそれに相まっていい選曲だと思った。
 小選挙区の比例復活の疑問について、今回コメンテーターからしっかりとした説明があった。有権者の票を生かすための復活なんだという話は非常に分かりやすかった。できたら同様に当日行われた最高裁判所の裁判官国民審査もわかりやすい解説があればよかったのでは。
 すごく小さなことだが、番組中の紙をめくる音。目立つ時があった。改善できるのであれば今後対応してほしい。
 当日は全社的に取り組まれた番組だと思うが、何人態勢でどんな時間配分の中で作られたのか是非教えてほしい。

委員

 今回番組を聴くにあたり、事前の資料に前回と違う番組を意識したと記載があったが、確かに前回の番組と少し雰囲気違うと率直に感じた。聴きごたえがあった。各テレビ局も8時から毎回必ず速報を伝える番組をしている。茨城放送でも県内の候補者の動向、選挙結果を伝えている。テレビではそこまで掘り下げられないところを掘り下げていくところに大きな意味があると思う。 
 候補者がこれまでこういった活動をしていたとか、この選挙区ではこのあたりの票が取り込めるかどうかといった課題など掘り下げて解説していた。エンターテイメントの要素も少し加わっていたように個人的に感じた。
 また選挙に携わってる人たちの本音みたいなところが聞けてきてよかった。そういったところまで切り込めて聴けてたのは多分、茨城放送だけではないか。臨場感もって聞けた番組だった。
 激戦の選挙区とそうでもない選挙区との差。8時になってすぐ当確が出て、候補お祝いのような話になっている。そうなると落選した候補はほとんどスポットが当たらない。どうして負けたのか、原因、それまでの活動などに聴いた音源では触れられていない。次回の選挙に参考になるところもあるかと思う。早々と負けが確定した候補者はほとんどスポットが当たらない。そういったところに触れることが本当は必要なのではないか。
 解説も県内は勿論、全国的には与野党のせめぎ合い、こういう構図になってるという解説は非常に分かりやすかった。また事前のインタビューで各支持層からの声を聞いていて、特徴的な声を紹介できていた。
 当選確実を打つ打たないという点。番組内でテレビでは当選確実出ているが、茨城放送ではまだ出していないということについて、当選確実の情報に対して混乱ないように伝えていくことを丁寧にやる必要があると思う。
 次回以降も今回の教訓を生かして良い番組にしてほしい。

委員

 急転直下の衆院選で政治家はもちろん、マスコミも大変だったのではと思った。独特の緊張感のある放送だった。臨場感がよく出ていた。各選挙事務所の臨場感が伝わり、飽きずに聞けた番組だった。
 速報の他に、有権者の声を与党支持者、野党支持者、無党派と分けてインタビューした点、大変聞きやすくて良かった。コメンテーターの小口さんは問題発言があまりなく、大変適切で役に立つコメントを出していた。比例復活の意味、死票を拾うと言う意味があることを分かりやすく説明していた。
7区の中村喜四郎さんが苦戦してとうとう落選というところで、この人と山口武平さんとの話を簡単に説明していた。小口さんは大変知識が豊富で、話の上手な人ということを改めて感じた。
 途中で鉾田市の市長選の情報に触れたりして、この今の時点の放送だということを感じた。リスナーと共にあの情報を共有できてることが伝わってきた。

委員

 衆院選の開票特別番組として、柱としては結果の速報、二点目として当選者あるいは落選した候補者や有権者の生の声を伝えること、そして三点目として選挙結果の分析、今後の見通しを提示することが求められていると思う。この番組はその三点については網羅していたと思う。
 その中で速報について。これまで指摘もあったが1区の結果について、茨城放送としての当落の判断を示さないまま、結局番組が終わってしまった。番組の冒頭で速報は共同通信の協力を得ていると。当落判定は出口調査や取材に基づくということで、共同通信の判断に準ずるのが、基本だと思う。従って共同通信が当確を打たない段階で、茨城放送が独自の判断を示すことは事実上難しいと思う。
 ただ今回1区で、他の報道機関が当確を打ったことで、陣営が当選を見通して万歳を行って、自社で当確を打っていないにもかかわらず、その様子を現場の事務所からレポートするという矛盾が生じた。これは非常に判断難しいと思うが、基本は自社で当確を打つまでは報道しないというのは原則だと思う。ただ陣営が万歳をしてることは事実なので、そのファクトを伝えるという判断もあると思う。ただその場合はきちんと報道機関を明示し、どこどこが当選確実と報じたのを受け、福島さんが万歳をしましたというように情報源を明確にすることが欠かせないと思う。番組の実際のレポートを聞いていると、現場のアナウンサーが「先ほどテレビの報道では当選と発表されました」という風に述べていた。これは当落の根幹に関わる重要な部分で、若干このコメントが意味することがぼやっとしている。万歳していることを伝える以上は、その根拠というものをきちんと示さなければいけなかったのではないか。これは、引いては報道機関としての茨城放送の主体性が問われることになってしまわないのかなと危惧した。
 また出口調査による情報で、自民党が公示前から議席を大幅に減らし、公明党と合わせて過半数を確保できるかの攻防といった情報や立憲民主党は議席を増やし候補一本化の野党共闘が成果を上げる可能性という風に伝えていた。これも実際の結果とは大きく違ってしまった。県内7小選挙区の当選あるいは当確を打てないまま番組が終了してしまったこと、それと全国情勢も最終結果と齟齬が生じたことはやはり残念だった。比例復活についても報じられなかった。これはもちろん時間の問題や開票状況という不確定要素があり致し方ないこと。放送時間が延長できないのであれば、この激戦の選挙区では今後も同様のケースが出てくる可能性があると思う。その時にどう対応するべきかを考えておく必要性があると思う。
 その後1区の当確や県内7小選挙区の結果について、どう伝えたのかを訊きたい。それと茨城の各選挙区の開票結果の分析や見通しについて、もう少し記者が丁寧に取材を重ねて、詳細に示すことができればリスナーの関心に応えられたのではないか。また、中継班のコメントで取材が不十分ではないのかという印象を持った。選挙事務所の場所の説明よりも選挙区情勢、そこの争点や有権者の動きなど事前の情報も交えてレポートができればもっと関心が高まったのではないかと感じた。来年も参院選とか県議選が予定されているので、是非継続的に分析するような報道を期待したい。

委員

 番組全体として、コメンテーターの小口さんの発言も含め非常バランスに配慮したのかなと感じた。とても良かった。与党候補のみならず野党候補にも目配りし、有権者の声についても与野党と両方の支持者の声をしっかり紹介されていたあたり非常に良かったかなと思った。
 細かいことを言っていくと、現場からの中継でレポートがほぼ聞こえないシーンがあった。臨場感といえば臨場感ではあるが、ほぼ言ってることが分からない。技術でフォローできるのであれば対応した方がよい。
 一方、若い記者が一生懸命やってるなという感じは好感度が高かった。、勿論プロとしてはいろいろと言うべき点があるけれども、こういうのも含め非常に身近なラジオ局という印象を持った。
 当確について。選挙において一番神経使うところ。番組冒頭、共同通信の協力で当選確実・出口調査を踏まえて放送しますという説明。非常に良かった。他の委員からの指摘もあったが、特に1区については私も同感で、自社で当確を打ってない中、現場からの中継をするということの矛盾感。已むをえないと思うが、ここの説明がせめてもう少し必要だった。要するに「NHK等が当選確実を報道しておりますと、それを受けて事務所ではこのように万歳があり、当選の挨拶があります。共同通信を元にして当選確実を報道している茨城放送においては、当選確実という判断はまだしておりません」などのかなり丁寧なお断りをすれば、私はむしろリアルな放送としてありではないかなと思った。地元メディアとして起きた事象をリアルに伝える。茨城放送としてはこういう判断はしていないけれども、こういう事象が起きているというのを伝えるのはありなのでは。勿論、厳密に自社で当確を打てるまでは一切報道しないという判断も当然あると思う。ここも会社としての決めの問題だと思うので、他社の当打ち状況を含めて報道することについて、議論を尽くした方がいいと思う。方針をよりクリアに次回以降した方がリスナーにとってもより良いかなと思う。
 小口さんのコメントについて若干のワーディングで気になるところがあった。要所要所脇を締めて発言されるとより公平性納得感が高まるかなと思う。番組の最後に選挙で勝った人に言いたいと。全票を取ったわけじゃないんだから、そこのことをよくわかっといて欲しいというコメント、非常に良かった。当然のことでありながら非常に大切なことだと思う。
 3時間全部聞いてないので分からないが、大変な番組の準備および取材だったと思う。人数配置や事前の取材はどうだったのか、非常に厳しいに人繰り態勢だったかもしれないが、差し支えない範囲で教えてほしい。

委員

 これまで国政選挙での勝った・負けたを中心としたテレビ放送を見るたびに「愚民に愚政」という言葉を思い出した。茨城放送の選挙開票スペシャルは、副題にあるように日本と茨城の未来を考えるという立場で、速報でありながらも落ち着いた報道・解説番組であったと思う。
 記者・アナウンサーによる選挙事務所からのレポートは、ライブ感のある実況中継加えて、選挙中の状況説明を含めて解説しているため、バランスがとれた印象をだった。
当選確実の速報については、共同通信社等からの発表を報道するという立場。この点にも茨城放送の落ち着きを感じた。
 小口さんによる解説は、日本の状況を知って政策課題を理解するための情報提供となっていた。さらに、事前取材でまとめた有権者の声では、与党支持者, 野党支持者, 無党派層の代表的な考え方をまとめた音声と畑中さんによる解説が示された。このコーナーが日本と茨城の未来を自分事として考える上で最も参考になった。比例復活制度の意味の解説もありがたかった。
 オープニング・エンディングの音楽は明るい感じで好印象だった。

委員

 午後8時の放送開始の段階で、当選確実をゼロ打ちした2区、3区、4区の選挙事務所からの中継があったが、当選の出た候補者や支持者の安堵感が感じられ、落ち着いた感じで番組が進行していった印象。
 激戦区とされた1区、6区、7区の候補者事務所からは、各候補の選挙運動時の様子や、訴えてきた政策などにも触れながら、開票結果を待つ臨場感、緊張感というものが伝わってきた。
 特に、1区については、番組放送終了まで当確情報は出さなかった。中継の様子では、既に他社で報道した当確情報が入ったと思われる現場は当選の雰囲気だが、スタジオではまだ分からないとする解説であった。当確情報は共同通信社からの情報提供に基づいたものであったようなので、自前で情勢判断をしていない場合は、それ以外の当確情報とタイミングが異なることは仕方がないことか。
 解説の小口氏は、全選挙区にわたり的確なコメントをされていたと思う。また、比例復活のしくみやその意味など、選挙制度に関する疑問に対し分かりやすく解説していた時間があったことはとても良い。
 番組全体としては、県内の7選挙区すべてにレポーターを配置し、しっかりとした報道態勢がとられていたという印象だが、一部中継音声が聴きづらいところがあったことは残念であった。構成としては、現場からの中継に加え、各党幹部のコメントや有権者の声などを紹介し、選挙の動きを良くまとめられていたと感じた。

2021年12月31日

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