東海村の山田村長　次の候補者は立場明確に

今年9月に任期満了となる東海村の村長選挙について、山田修村長は、3月11日の村議会で4期目への出馬の意思を問われ、態度を明確にしませんでした。一方で、立候補者に対しては、「東海第二原発再稼働へのスタンスを明確にしたうえで選挙にのぞむべき」との考えを示しました。東海村議会の代表質問で最大会派「新政とうかい」の飛田静幸議員の質問にこたえたものです。

山田村長をめぐっては、東海第二原発の工期延長に伴い、再稼働に同意するかどうかの判断が今の任期中では難しいのではないかとの見方もあります。立候補すれば、「多選」とされる4期目に突入することになります。3月11日の村議会の答弁で、山田村長は、「重く受け止める。現職として目の前の課題に全力で取り組む」などと4期目を目指すかを明確に言及しませんでした。

山田村長は、本会議終了後の取材に対し、「私はまだ何も決めていない。いまのところ出る方と私がイコールではない。」と述べました。