タクシー送迎で期日前投票へ　つくば市 移動が難しい高齢者・障害者　

つくば市は、今年10月に行われる市長選挙と市議会議員選挙で、移動が難しい高齢者や障害者が投票に行きやすいように、期日前投票所までの往復タクシー券を配布する取り組みを行うことを明らかにしました。これは、期日前投票の移動支援の一環として行われます。

つくば市は、今年10月の市長選と市議選で投票箱を搭載した車両が自宅の前まで来る「オンデマンド型移動期日前投票」を行うことにしていますが、市議会から公平性を懸念する声が上がったため、市全体でも、移動が難しい高齢者や障害者への施策を行うことになったものです。つくば市は「投票率向上のための手段の１つ」として、効果に期待を寄せています。

これとは別に要介護認定を受けているか、身体障害者手帳を持っていて、すでにタクシー券の助成を受けている人は今回申請をしなくても、期日前投票が始まるまでにタクシー券が届きます。自宅から投票所までの往復運賃と、待ち時間の運賃は全額助成されます。タクシーで投票所まで送迎する移動支援の制度は県内でも広がりを見せていて、大子町や常陸大宮市などがすでに導入しています。