常陸大宮「喜雨亭」で防火訓練　15人参加 1月26日は文化財防火デー

「文化財防火デー」の1月26日、常陸大宮市高部にある国登録有形文化財「喜雨亭」で防火訓練が行われ、住民や地元消防の職員など15人が参加しました。

喜雨亭は、1887年以前に建てられ、隣接する庭園『養浩園』と合わせて風流を味わう施設として使われました。一方、文化庁と消防庁は、法隆寺の金堂が1949年1月26日に火災で焼損したことを受け、毎年1月26日を「文化財防火デー」と定め、全国的に文化財防火運動が行われています。

喜雨亭で行われた防火訓練では、所有者や地元住民らが通報や初期消火のほか、見学者を避難誘導し、駆け付けた消防が放水して火災が発生したときの手順を確認していました。

このほか市では、市や県の指定文化財所有者を対象に消防と協力して、消火器のチェックなどを行う予定です。