心で聴く　犠牲者の声　水戸　 生命のメッセージ展

事件や事故に巻き込まれ、ある日突然命を奪われた犠牲者とその家族の悲しみ、命の尊さを伝える「生命のメッセージ展」が、水戸市の自動車事故対策機構茨城支所で始まりました。

会場を訪れた人々の心の耳に、犠牲者の等身大パネル「メッセンジャー」の無言の訴えが語りかけています。アレンジフラワーが彩る会場には、1歳3か月の小さなものから大人と変わらない背丈まで、15人のメッセンジャーのパネルが飾られました。

「あの日からの時間は止まったまま」などといった家族のメッセージや生前の写真、本人のはいた靴から悲しみが伝わってきます。大学の同級生同士で同じ交通事故に巻き込まれ、ともに命を落とした２人の女性のメッセンジャーには、お互いがつながっていることをハートのマークで飾りました。

展示は11月24日まで、期間中の11月19日は、国連が2005年に定めた国際デー「世界道路交通被害者の日」となっています。