宇宙に関心を JAXA特別公開 つくば

つくば市のJAXA=宇宙航空研究開発機構の筑波宇宙センターで11月11日、宇宙に関心をもってもらおうという特別公開の催しが開かれ、大勢の親子連れなどで賑わいました。

このうち、満席となった講演会の会場に、日本人宇宙飛行士として最多の5回、宇宙飛行を経験した若田光一さんが登場し、船外活動の様子などを紹介しました。

そして、会場の小学生から「行ってみたい星はどこですか」と質問されると、若田さんは「火星です。人間が活動領域を広げていくためには非常に重要な天体で、ぜひ行ってみたい」と答えていました。

また、新型ロケット「H3」の打ち上げの瞬間のVR体験など様々な展示が設けられ、月を周回する新たな宇宙ステーションに物資を補給する宇宙輸送船「HTV―X」のゲームコーナーでは、子どもたちがディスプレーに表示された輸送船をコントローラーで宇宙ステーションにドッキングさせて楽しんでいました。

この催しは毎年1万人以上が訪れます。今年は4年ぶりに人数制限せず開催され、終日、賑わいを見せました。