人事情報を不正収集疑い　土浦市職員を書類送検

茨城県警は9月1日、土浦市役所のサーバーにアクセスし、職員の人事情報が記録されたファイルを自身のパソコンに収集、保管したなどとして、不正アクセス禁止法違反と市個人情報保護条例違反の疑いで市職員の男性31歳を書類送検しました。市によりますと「希望の部署に異動したくて、人事評価を上げる方法が知りたかった」と説明しているということです。

書類送検容疑は2021年から2022年、利用権限がないサーバーにアクセスして人事情報のファイルを自身のパソコンにコピーしたり、他の部署の職員が利用するIDやパスワードが載ったファイルを保管したりした疑いです。

市は、別の職員から「男性職員が知り得ない情報を入手している」と指摘を受けて調査しました。男性職員が得た職員およそ800人と市民の個人情報は悪用されていないということです。

安藤真理子市長はコメントで不祥事を陳謝し「新たなセキュリティ―システム導入など対策の強化を図る」としました。（共同）