2022年07月04日(月曜日)

常陸牛販売最多 1万1004頭

茨城県のブランド銘柄牛「常陸牛」の販売頭数が1万1004頭で過去最高となりました。東京オリンピックの特需を狙い、生産量を増やしたことや海外販路の開拓を進めたことが功を奏しました。6月22日、茨城町で開かれた常陸牛振興協会の通常総会で報告されました。記者会見した常陸牛振興協会の斉藤功副会長は「コロナ禍でも過去最高の1万1000頭を記録しました」と述べました。

 

 

常陸牛は指定生産者が県内で飼育し、食肉取引規格の4等級、5等級に格付けされた高級和牛を指しています。今年度も販売頭数1万頭の維持を目指し、販売先を分散させる形の経営で収益を強化します。具体的には、ベトナムやシンガポールなどへの販売強化です。10月に予定されている「東京食肉市場まつり」への協賛も決まり、今年は常陸牛に注目が集まりそうです。斉藤副会長は取材に対し「常陸牛に限らず、全国的に4等級、5等級の和牛が増えているので、差別化し、『常陸牛はやっぱりおいしい』と評価されるようにやっていきたい」と話しています。

足元の生産コストの上昇や後継者対策など、悩みは尽きませんが、首都圏では認知度も上がっているといい、後継者についても、家族などから後継者を輩出できるよう、経営環境の維持を図りながら、販売の強化を続けます。