ニュース
2026年06月17日(水曜日)
朝の開花で高温回避 農研機構 遺伝子発見 安定生産に貢献
つくば市の農研機構や国際農林水産業研究センターなどの研究グループが、イネの開花時間帯を制御し、気温の低い朝に開花させる遺伝子「EMF3」を発見しました。
通常のイネは午前10時から正午の間に開花しますが、開花から閉じるまでのおよそ1時間の間に35度以上の高温にさらされると、花粉がうまく付かずに実がならない「不稔」が生じます。地球温暖化の進行に伴い、世界規模で不稔の被害拡大が懸念されていました。今回発見された遺伝子は全てのイネが持っていますが、配列の1箇所に変異が入ることで、開花時刻が通常よりおよそ2時間早まります。これにより日中の酷暑を避けて受粉できるため、温暖化が進む環境下でもイネの不稔を防ぎ、お米の安定生産に大きく貢献できると期待されています。