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2026年04月01日(水曜日)
119番通報の緊急度判定支援 筑波大発の学生ベンチャー 東京消防庁と検証
東京消防庁は、筑波大発のスタートアップ「QUICK」が開発したAIによる緊急度判定支援システムの実証実験を開始しました。深刻化する119番通報の増加や滞留に対応し、受付業務の効率化と救急隊の最適配置を図るのが狙いです。
若手医師の知見を活かしたこの取り組みにより、通報から病院搬送までの時間短縮を目指すとともに、逼迫する救急医療現場において、迅速かつ適切な救急活動を支援する体制の構築を推進します。実証では、指令員が聞き取る119番の通話内容を音声認識でテキスト化し、AIで病人やけが人の状態などを分析したうえで、判定結果を画面上に表示する仕組みです。実際に人が対応した結果とほぼ変わらない判定結果も確認していて、時間の削減とより多くの通報への対応が期待されています。今後はつくば市消防本部とのあいだでも同様の実証を進め、各地の消防機関への提供を計画します。AIによるトリアージシステムの開発で、重症度の判断にもつなげたい考えです。