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2026年03月16日(月曜日)

災害時に人型ロボット活用 建築研など開発 AIで現場把握効率化へ

つくば市の国立研究開発法人建築研究所は、被災した建物の調査にAI=人工知能を搭載した人型ロボットを「活用する実験を公開しました。

危険な災害現場に人が出向かずに済むほか、四足歩行ロボットとのペアで被災状況を効率的に把握しようという取り組みです。AIは「フィジカルAI」と呼ばれ、状況を自律的に判断してロボットや機械を動かします。IT企業で、都内の「ポケット・クエリーズ」と共同研究で技術開発しました。災害現場への本格導入は5年後を目指します。3月10日に、がれきに見立てた木の台を並べ実験が行われました。操作する人間が動作を支持すると、人型ロボットが補助役の四足歩行ロボットとペアを組み、柱に近づいて傾き具合を調べました。「柱の傾きを調べて」という指示を受け、腕を上下に動かして調査していました。足場が悪いと判断した際には「四足歩行ロボットが行くべき」だと操作をしている人に提案する場面もあり、AIがあることで、人間との会話ができていました。建築研究所によりますと、視界の拡大や五感の獲得、運用面の整備などが課題ですが、人型であれば建機や自動車といった既存の技術を扱え、将来的にはコスト削減にもつながると見込んでいます。

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