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2022年03月04日(金曜日)
教室不足のつくば特別支援学校、増築へ
公立の特別支援学校で教室不足が問題となっていますが、茨城県内で唯一、知的障害と身体障害がある児童生徒が一緒に通う県立つくば特別支援学校で校舎が増築され、来年完成することになりました。これは3月4日の県議会一般質問で、小泉元伸教育長が答えたものです。
つくば特別支援学校は2007年度の開校当時、児童生徒の数が211人でしたが、2017年度には2倍の410人になり、教室が17室不足していました。これまでは特別教室を普通教室に転用するなどして対応していましたが、解消されることになります。
文部科学省によりますと、茨城県内では去年10月の時点で、公立の特別支援学校全体で、107の教室が不足し、体育館や倉庫で授業をするなどして対応しています。特別支援学校に通う児童生徒は全国的にも増加傾向が続いています。文部科学省の担当者は「保護者の理解が深まり、特別支援を希望する人が増えたことが考えられる」として、校舎の増築や改修で対応する方針です。