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2025年12月25日(木曜日)
古河介護施設点滴殺人 証人尋問 法医学者「生前に体外から空気が注入された」
古河市の介護老人保健施設で5年前(2020年)、入所中の男性の体内に空気を注入し死亡させたとして、殺人の罪に問われている女の裁判で、男性のCT画像を警察からの依頼で分析した医師が12月25日、水戸地方裁判所に証人として出廷し、男性の死因について、「体の外から空気が注入されたことにより肺と心臓の機能が不全になったと推定できる」と証言しました。
25日の証人尋問で、出廷した医師は検察官から、死亡した鈴木喜作さん当時84歳の死因について説明を求められると、死後のCT画像の分析から「生前に体の外から空気が注入されたと推定できる」と証言しました。また、体内に空気を注入する方法については「点滴にシリンジと呼ばれる筒をつなぐ方法が考えられる」と述べました。
この裁判では、男性がそもそも殺害されたのかどうかの事件性が争点の一つになっています。