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2025年12月19日(金曜日)

家電ごみ 来年4月にごみ処理場に直接搬入可能へ 霞台厚生施設組合

石岡市やかすみがうら市など4市町で構成される「霞台厚生施設組合」は、2026年4月から家庭用家電のテレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機の4品目の直接搬入を小美玉市内の「クリーンセンターみらい」で受け付ける方針を固めました。これまでは、家電リサイクル法に基づき、小売業者による回収が基本でしたが、地域に店舗が少なく「不用品が自宅に溜まってしまう」という住民の声を受け、利便性の向上を図ります。

最大の特徴は手続きの簡素化です。従来は郵便局で事前にリサイクル券を購入する必要がありましたが、新制度では施設で直接「リサイクル料」と2000円の「運搬手数料」の支払いが可能になります。回収場所には旧ごみ処理施設の跡地を活用します。この動きに合わせ、小美玉市も運搬手数料を2000円に改定する条例案を提出し、広域で足並みを揃える構えです。組合の担当者は「不用品を抱え込まず、リサイクルによる資源の再利用に協力してほしい」と呼びかけています。手続きの簡略化により、迅速なゴミの減量と循環型社会の構築が期待されています。

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