ニュース

2025年12月15日(月曜日)

常陸大津の御船祭 ユネスコ無形文化遺産登録を祝し、北茨城市内で神事・式典

北茨城市大津町で行われている「常陸大津の御船祭」がユネスコの無形文化遺産に登録されたことを記念した式典が、12月13日、北茨城市で開かれ、関係者は、後世への継承など決意を新たにしました。

「常陸大津の御船祭」は、大漁と海上の安全を願い、今の北茨城市大津町で江戸時代中期から300年以上伝わる祭りです。神輿を載せた木造の船を、陸上に敷いた木のレールの上で引いていくという珍しい神事で、8年前の2017年に国指定の重要無形民俗文化財に、そして、今回、ユネスコの無形文化遺産に登録されました。

大津漁港近くの漁業歴史資料館「よーそろー」に関係者およそ400人が集まって行われた式典で、北茨城市の豊田稔市長は「全世界への伝承が出来るよう、若い人の力が必要」と語りました。

御船祭保存会の山形義勝会長は祭りを次の世代に引き継ぐ決意を述べました。

大井川知事の代理として挨拶した茨城県の柳橋常喜教育長は「地域や観光の振興に繋がる」との期待感を語りました。

ユネスコの無形文化遺産に登録された「常陸大津の御船祭」、次回は、4年後の、2029年5月に開かれます。

新着記事一覧