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2025年12月12日(金曜日)
牛久 高校生が開発 「大豆ミート」でうな丼ワインパミス堆肥活用 来年以降販売目指す
(写真提供:東洋大学附属牛久高校)
牛久市の東洋大学附属牛久高校の生徒が、ウナギの代わりに豆腐を使った「うな丼」の商品化に取り組んでいます。地域資源を活用した食と環境の探究活動の一環で取り組んだもので、試行錯誤を重ねて完成させました。今後「大豆ミートうな丼」として、来年以降、イベントでの販売を目指します。
「うな丼」の発祥地は、牛久沼周辺ともいわれています。東洋大学附属牛久高校は、牛久シャトーのワイン醸造工程でブドウを絞った後に残る皮や種などの「ワインパミス」と、地元農家から提供された米ぬかなどを混ぜて堆肥づくりを行っています。「ワインパミス」は牛久市から提供を受けました。さらに、この堆肥を使って大豆を栽培し、作った豆腐を揚げて「大豆ミート」を開発しました。うなぎの食感や風味を再現していて、11月3日に牛久市内で開かれた「うしくwaiワイまつり」 に出店しました。栄養士を養成する地域の専門学校の協力で、大豆ミートで現代風にアレンジした「うな丼」を100食限定販売しました。アンケートを実施したところ、好評だったということです。生徒たちは、国連の持続可能な開発目標「SDGs」の観点から、環境・社会問題の解決法を提案する高校生の全国大会「SDGs QUEST みらい甲子園」茨城県大会に参加し、アイディア優秀賞も受賞しました。東洋大学附属牛久高校では「うなぎの食感や風味を再現できた」と話しており、さらに工夫を凝らし、地域資源を活かした商品の消費拡大に向け準備を進めています。