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2025年12月11日(木曜日)

大子町、熊の緊急銃猟予算案を議会で可決

全国各地で被害が相次いでいる熊の出没に備えるため、大子町の議会は、12月11日、猟銃を使って捕獲する「緊急銃猟」に必要な関連費用およそ33万円を含めた一般会計補正予算案を可決しました。

大子町の鳥獣被害対策室によりますと、関連費用は、ハンターや職員が使用する防護用の盾やヘルメット、クマスプレーなどの購入費です。大子町では、2025年6月、常陸太田市との境界に近い町道で9年ぶりに熊の出没が確認されました。熊をめぐっては、全国で熊による死傷者が出ており、9月に施行された改正鳥獣保護管理法では、人の生活圏に入った熊に対し、人に弾丸があたる恐れがないなどの条件を満たせば市町村の判断で緊急銃猟が出来ることになりました。大子町では、来年3月までに、緊急銃猟の判断基準などを示した手引きを作成することにしています。大子町の担当者は、「熊がいつ出てもおかしくないので、体制を整備するための備えが必要」と話しています。

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