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2025年12月08日(月曜日)

「水夜サイエンスカフェ」で科学談議 つくば竜巻がテーマ 市民とトーク形式交流

TX=つくばエスプレスつくば駅前の交流スペース「co-en」でコーヒー片手に、楽しみながら科学と市民を結ぶイベント「水夜サイエンスカフェ」が開かれ、3人の研究者が9月のつくば市での竜巻被害で「あの日、何が起きたのか」をテーマに、市民と交流しました。

12月3日の水曜日夜に開かれたイベントは、参加費無料で、会場に詰め掛けた市民とのトーク形式で司会者とともに、研究者が会場の素朴な疑問に応えながら、1時間にわたって進行しました。初めに登場した、気象研究所台風・災害気象研究部の足立透室長は、最新の気象レーダー「フェーズドアレイレーダー」が、ガストフロントに伴って2つの竜巻が発生した仕組みを詳細に調べたと説明しました。

また、建築研究所と国土技術政策総合研究所の研究者も登場し、竜巻で建物の屋根に吸い上げられるような上向きの力がかかり、建物の多くで屋根が吹き飛ばされる被害や、プレハブが倒壊したりコンテナが横転したりする被害が出たと説明していました。

「サイエンスカフェ」は、1990年代にイギリスの大学街のパブで、研究者と市民が交流する形で始まったといわれています。

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