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2025年12月04日(木曜日)

阿見町冷凍庫死体遺棄・起訴内容認める 検察は拘禁刑1年求刑

自宅の冷凍庫に長女の遺体を遺棄したとして、死体遺棄の罪に問われている阿見町うずら野の無職・森恵子被告75歳の初公判が12月4日、水戸地裁土浦支部で開かれ、森被告は起訴内容を認め、検察側は拘禁刑1年を求刑して結審しました。

起訴状などによりますと、森被告は20年前の2005年7月、自宅で死亡した長女の万希子さんを発見し、当時同居していて、既に死亡している被告の夫や義理の母と共謀し、自宅の押し入れや死体を隠すために購入した電気冷凍庫に、今年9月までのおよそ20年間、万希子さんの遺体を遺棄したとされています。

今日の初公判で森被告は「はい。間違いありません」と起訴内容を認めました。証人として出廷した森被告の長男は亡くなった長女の人柄について「素行が悪く違法薬物に手を染めていた。母に対してもほぼ毎日暴力を振るっていた」と話しました。被告人質問で、森被告は「主人から「自分がやった。このことは絶対に言うな」と言われた」と証言しました。検察側は「被告人は犯行に必要不可欠な役割を担っていた」として拘禁刑1年を求刑しました。一方弁護側は、「家庭の事情から情状の余地がある」として執行猶予付きの判決を求めました。判決は12月18日に言い渡されます。

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