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2025年12月02日(火曜日)
筑波山「ガマランド」活性化へ 補正予算案に民間事業費 石岡市
石岡市は、4年前に惜しまれつつ閉鎖した、筑波山ロープウェイの出発駅近くにあるテーマパーク「ガマランド」を、複合観光施設として再整備する方針を発表しました。この計画は、12月2日に開会する市議会に提案されます。

政府の「地域経済循環創造事業交付金」を活用し、民間事業者への補助事業として実施されます。交付額は自治体負担を含め5000万円です。古河市の和食レストランチェーン「坂東太郎」の関連会社であるグループ会社の「BT」が事業を担います。新施設として、ガマサウナ、ガマレストラン、ガマショップアンドバー、ガマキャンプのほか、ガマホテルなどが構想にあがっています。筑波山観光の新たな起爆剤とすることを目指します。石岡市は、今年度の補正予算案に、再整備に向けた設計委託費として523万円を計上しています。
「ガマランド」は半世紀にわたり、石岡市の「三井谷観光」が運営していましたが、経営者の高齢化などを背景に、「坂東太郎」の傘下に入りました。1971年に土産物屋と食堂が建ち、その後、遊具やガマの像などが整備されました。洞窟などもありますが、閉鎖しているために立ち入ることはできません。筑波山観光の活性化と「施設を残したい」という想いを背景に、「ガマランド」の新たなプロジェクトが進んでいるということです。