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2025年11月21日(金曜日)
友部SAで原発事故時、避難退域時検査訓練
東海第二原発で過酷事故が起きた際、バスや自家用車で避難してもらうという想定で、放射線量の確認や除染を進める訓練が、11月20日、常磐自動車道・上りの友部サービスエリアで行われました。

訓練には、県やネクスコ東日本、それに原電など6つの原子力事業者からあわせて80人ほどが参加しました。避難計画によりますと、上り友部サービスエリアは、住民が放射線量の確認や除染を受ける場所に指定されています。

20日の訓練ではゲート型モニターや線量計を使って、人体のほか、車のワイパーやタイヤの溝まで丁寧に汚染を調べました。

除染の訓練は、手首から手先まで、専用ティッシュを4枚使うなどの入念さでした。今回の訓練では、マイクロバス1台と乗用車5台が使われましたが、実際の過酷事故では検査による渋滞も予想されるため、今後さらに実態に即した訓練が必要になりそうです。