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2025年11月19日(水曜日)
「ペリリュー楽園のゲルニカ」 茨城大学で試写会 記憶の継承など意見交換

太平洋戦争の激戦地の一つ、パラオ諸島のペリリュー島での壮絶な実態を描いたアニメ映画「ペリリュー 楽園のゲルニカ」の試写会が11月16日、水戸市の茨城大学の講堂で開かれ、参加者は戦争の記憶をどのように語り継いでいけばいいのかなどについて、意見を交換しました。映画を配給する東映によりますと、「ペリリュー 楽園のゲルニカ」は、戦局が悪化していた太平洋戦争中の1944年秋に始まった「ペリリュー島の戦い」と、戦争が終わったことを知らずに2年間も潜伏し続け、生き残った34人の兵士たちを描いた漫画をアニメ映画化したものです。


試写会は、ペリリュー島に兵士を送った水戸第二連隊の跡地に戦後開学した茨城大学で行われました。上映後は、主人公の兵士の声を担当した若手俳優の板垣李光人さんと原作者である武田一義さんが登壇し、学生たちと質疑応答を展開しました。
戦争アニメ映画「ペリリュー 楽園のゲルニカ」は12月5日、全国公開の予定です。