茨城・神栖で全票再点検へ　市長選巡り、くじ落選　市長の異議受理

候補者の得票が同数となり、くじ引きで新人が初当選した神栖市の市長選挙を巡り、市の選挙管理委員会が近く全ての票を再点検することになりました。落選した現職の陣営が票の再審査を求めた異議申し立てを11月11日、受理したもので、公職選挙法に基づき、申立書提出の日から30日以内に行うとしています。

11月9日に投票と開票が行われた市長選挙では、現職の石田進さん67歳と新人の元市議会議長、木内敏之さん64歳がいずれも1万6724票を獲得し、くじ引きの結果、木内さんの初当選が決まりました。無効票は219票でした。落選した石田陣営の関係者によりますと、開票作業で有効票と思われる票が無効票として扱われるのを、立会人が確認したということです。（共同）