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2025年11月06日(木曜日)
日立・東海 役場突っ込み 裁判 検察が懲役15年求刑
2023年、日立市役所と東海村役場に車で突っ込み、3人にけがをさせ、殺人未遂などの罪に問われている益子泰被告55歳に対する論告求刑公判が11月6日、水戸地方裁判所で開かれ、検察側は「無差別的犯行で悪質だ」として益子被告に懲役15年を求刑しました。
起訴状などによりますと、益子被告は2023年12月、障がい者施設のイベントが開かれていた日立市役所前の広場に車で突っ込み、3人にけがをさせたほか、30分後には、別の車で東海村役場に突っ込み、役場の自動ドアなどを壊したとされます。検察側は今日の公判で、「無差別的犯行で極めて悪質だ。犯行の動機も短絡的で身勝手なものだ」として懲役15年を求刑しました。一方、弁護側は「日立市役所に突っ込んだ際、一時的に意識障害に陥った」として、執行猶予付きの判決を求めました。
判決は11月14日に言い渡されます。