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2025年10月31日(金曜日)

境町逆走 初公判で起訴内容認める 検察側は拘禁刑5年を求刑

飲酒して乗用車を運転したうえ、逆走して事故を起こし、相手の乗用車の男性を死亡させたとして、危険運転致死の罪に問われている栃木県野木町若林の無職、松田駿介被告37歳の初公判が10月30日、水戸地方裁判所下妻支部で開かれ、松田被告は起訴内容を認めました。

起訴状などによりますと、松田被告は今年6月9日午後9時ごろ、境町の国道4号線で、時速90キロで車を逆走させ、前から来た乗用車と正面衝突しました。この事故で、乗用車を運転していた、綿引圭吾さん当時27歳が死亡しました。

検察側の冒頭陳述によりますと、事故後の血液検査で松田被告の体内から、基準値のおよそ6倍のアルコールが検出されたということです。30日の初公判に被害者参加人として出廷した綿引さんの父親は「法定刑上の最大限の拘禁刑にして欲しい」と厳しい刑罰を求めました。検察側は拘禁刑5年を求刑し、結審しました。判決は11月26日に、言い渡されます。

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