東海村役場等に車突っ込み、初公判　起訴内容一部否認　水戸地裁

2023年12月、日立市役所と東海村役場に相次いで車で突っ込んだとして、殺人未遂などの罪に問われている益子泰被告55歳の初公判が10月20日、水戸地方裁判所で開かれ、益子被告は起訴内容を一部否認しました。

この裁判は、2023年12月、障がい者施設のイベントが開かれていた日立市役所に車で突っ込み、3人にけがをさせたほか、30分後には別の車で東海村役場に突っ込んで、役場の自動ドアなどを破壊したとして益子被告が殺人未遂などの罪に問われているものです。20日の初公判で益子被告は、東海村役場の起訴内容を認めたものの、日立市役所の件については「自動車を最初の机に衝突させたときに意識障害を起こした」と述べ、起訴内容を一部否認しました。今後の裁判では、3人にけがさせた行為が故意であったかどうかや、被告の責任能力の有無が争点になります。

判決は11月14日に言い渡される予定です。