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2025年10月15日(水曜日)
阿見町冷凍庫死体遺棄 母親を死体遺棄の罪で起訴
阿見町の住宅で女性の遺体が冷凍庫に遺棄されていた事件で、水戸地方検察庁土浦支部は10月15日、女性の母親で、阿見町うずら野に住む無職、森恵子容疑者75歳を死体遺棄の罪で起訴しました。
起訴状などによりますと、森被告は2005年7月中旬ごろからおよそ2週間、長女の遺体を押入れに放置した後、遺体が発見された今年9月23日までのおよそ20年間、冷凍庫に遺体を遺棄したとされています。森被告は、これまでの警察の調べに対し、「家の中ににおいが充満したため冷凍庫を購入し、その中に長女の遺体を入れた」と容疑を認めているということです。また、家族間にトラブルがあった旨の供述をしていることも捜査関係者への取材で分かっています。長女の死因は、9月の司法解剖の結果、首を絞められたことによる窒息死と明らかになっています。警察は、殺人の可能性も視野に捜査を続けていましたが、現時点では裏付けが取れず、死体遺棄の罪で起訴したとみられます。