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2025年10月10日(金曜日)

コスモ星丸万博看板サイン 40年ぶり復活へ ひたち野うしく駅 牛久市

(写真提供:牛久市)

牛久市は、市制施行40周年を記念し、当時の旧国鉄の臨時駅「万博中央駅」の駅名看板の一部を復活させることを発表しました。この看板は、公式キャラクター「コスモ星丸」が描かれたもので、当時の駅跡地に建てられた現在のひたち野うしく駅の敷地内に設置されます。今年度中をメドに、西口の歩道の敷地への設置を検討しています。看板サインは横10メートル、高さ1.7メートルです。

(写真提供:牛久市、当時の市報に掲載)

茨城県では40年前の1985年、科学技術博覧会「科学万博―つくば85」が開催されました。万博中央駅には、常磐線で運行していた臨時快速列車「エキスポライナー」が、上野駅や大宮駅から乗り入れ、西口は、駅から万博会場へ向かう、2台の車体がつながった連節バスに乗り換えるための場所でした。コスモ星丸の看板サインは駅舎上部の看板「万博中央駅」の横文字の左に設置された、シンボル的存在でした。万博閉幕後は駅舎の取り壊しに伴って取り外され、現在のJRから牛久市に寄贈されましたが、市では存在はあまり知られていませんでした。

現在のひたち野うしく駅は27年前、周辺ニュータウンのまち開きに伴って開業し、1万5千人の人口を見込んだ大規模な市街地となりました。西口付近には万博中央駅があったことを示す石碑も立てられています。

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