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2025年10月03日(金曜日)

高エネ研南側未利用地 工事スケジュール公表 つくば市 防災拠点など整備へ

「データセンター建設予定地で行われている造成工事(つくば市大穂)」

つくば市は、「高エネルギー加速器研究機構南側未利用地」に建設を予定している「防災拠点施設」と「データセンター」の建設工事が来年度から始まると明らかにしました。「高エネ研南側未利用地」は総合運動公園の建設計画がありましたが断念、つくば市から都内の不動産開発会社に売却されました。会社は、2027年の年末までに、平屋建ての防災備蓄倉庫、多目的広場、井戸で構成する防災拠点施設を整備し、つくば市に20年間、無償で貸し付けます。また、企業が個人情報などのデータやシステムを運用するための施設「データセンター」の1棟目は2028年ごろの完成を目指します。ほかの区画も順次、造成が始まります。工事スケジュールは、9月29日のつくば市議会全員協議会で公表されました。市議会からは、騒音や排熱による環境の悪化が懸念されないかとして、対面での住民説明会の開催を求める声が出ました。市議会からはほかにも、計画に盛り込まれている、雇用創出を目指した物流倉庫の建設を、早急に進めるよう求める声もありました。

「データセンターと防災拠点施設の位置図(つくば市議会に提出されたグッドマンジャパン作成の資料)」

「防災拠点施設(つくば市議会に提出されたグッドマンジャパン作成の資料)」

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