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鬼怒川流域7市町、県、国 逃げ遅れゼロへ「宣言」
鬼怒川の堤防が決壊した水害から10年が経過した常総市では、9月28日に開かれた式典で、流域の国、県、7つの市と町が、大水害からの「逃げ遅れゼロ」を目指すことを宣言しました。式典は、関係者や住民が参列して開かれました。会場となった常総市の地域交流センターでは亡くなった人たちに黙とうをささげたあと、実行委員長を務めた常総市の神達岳志市長が5項目の「行動宣言」を読み上げました。大水害からの「逃げ遅れゼロ」を目指し、行政と企業、住民が協力した防災対策など、5項目を進めるとしています。記憶の継承に向け、学校での防災教育の充実にも触れました。10年前の「関東・東北豪雨」は常総市の鬼怒川の堤防が決壊するなどして、県内で災害関連死を含め16人が亡くなり、1万棟の住宅が水につかりました。