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2025年10月01日(水曜日)

新拠点施設「息栖にぎわいテラス」オープン 広域観光の拠点に 神栖市が整備

関東を意味する「東国」三社の一つ、神栖市の息栖神社のにぎわいを再び取り戻そうと、神社近くに10月1日、「息栖にぎわいテラス」 がオープンしました。物販エリアや展示スペース、飲食スペースを通じて、市の名前の由来にもなった神社の魅力を県内外に発信し、鹿行の広域観光の盛り上げにつなげたいと、神栖市が5億5千万円をかけて建設しました。

場所は、1980年代の昭和後半まで、神社そばで営まれた老舗旅館「柏屋」の跡地の市有地を活用しました。常陸利根川に沈む美しい夕日を楽しめるテラスからは、非日常的な空間を楽しむことができます。周辺の市道は石畳風の舗装にして風情を演出しました。今後、イベントスペースにも活用します。

東国三社の鹿島神宮、香取神宮と比べ、こぢんまりとして参拝客も少ない息栖神社ですが、江戸時代後期から昭和初期にかけては、三社詣での流行で一大観光地でした。1973年に小見川大橋ができるまで、千葉県小見川市までの渡し船の船着き場でした。

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