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2025年09月27日(土曜日)

筑波山を貫き 石岡市と桜川市を結ぶ「上曽トンネル」開通

石岡市と桜川市の間の筑波山地を貫き、山岳道路「上曽峠」を通行せずに走り抜けることができる「上曽トンネル」が9月27日、開通しました。石岡市側の坑口では、くす玉割りとテープカットが行われ、完成を祝いました。このあと、地元関係者らを乗せた車とバスが、石岡市側の坑口から「通り初め」を行い、晴れわたった桜川市側の空の下で、調査開始から35年という長期にわたった事業完遂の喜びを分かち合いました。開通式典で桜川市の大塚秀喜市長は「振り返れば実に30年という歳月をかけ、無事に開通した」と感慨深げにあいさつしました。石岡市の谷島洋司市長は「誠に喜びに堪えない、先輩諸氏のご苦労があってこそ」と喜びを表しました。地元・桜川市選出の白田信夫県議会議員は「感無量。1983年以来、(心が)折れそうになったこともあったが、心から感謝したい。感激でいっぱい」と感謝の気持ちを明かしました。上曽峠は石岡市と桜川市を結ぶ県道7号線上にあり、桜川市真壁地区と石岡市八郷地区を結ぶ交通の要衝として、重要な役割を担ってきましたが、道幅が狭く、勾配が急で、カーブも多く、事故もおこり、冬は路面凍結で、たびたび、通行止めになってきました。上曽トンネルはそんな、上曽峠に代わり、開放感のある設えで新たに開通しました。地元住民からは「便利になる」と期待の声が集まっています。

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