ニュース
2025年09月24日(水曜日)
規格外の農作物を加工 フードロス削減に 境町に工場整備へ
境町は、フードロスをなくすために、規格外の農作物を使って、固形物が食べにくい高齢者向けの総菜を、ムース状に加工した介護食を製造する工場の整備に乗り出しました。フードロスを削減して生産者の収入を増やし、境町産の野菜の知名度や需要を高めるのが狙いです。
品質は問題ないものの、形などから一般に流通しない規格外の野菜を活用しようという「境町農産物6次化・SDGs」推進拠点施設」です。研究開発生産加工室、梱包室、急速冷凍室などを設けます。出来上がった介護食は、病院や福祉施設に提供します。総事業費の7割を国の補助金で賄います。
運営は、高齢者や入院患者ら向けの介護食の製造などを手掛ける「LEOC」が指定管理者となって行い、使用料は町に支払います。「LEOC」は天ぷら店やすし店などを展開するオノデラグループの系列会社です。工場は遅くても来年度までに操業開始の予定です。