ニュース
2025年08月20日(水曜日)
守谷市長 TX 東京延伸の優先を改めて求める
TX・つくばエクスプレスの東京延伸の問題をめぐり、11の沿線自治体で構成する期成同盟会会長で守谷市の松丸修久市長は8月20日の記者会見で「期成同盟会としては東京延伸のみ」と、改めて東京延伸を優先した整備を求める考えを示しました。
TXには、東京側と茨城側の両方に路線を延ばす構想があり、東京延伸については、国の審議会の答申で「十分な検討」が期待されています。一方、茨城側では、県議会議員らを中心にした議連などが、東京側との一体延伸を熱望しています。しかし、TX運営会社の首都圏新都市鉄道が東京側に延伸した場合の効果について、今年秋以降に調査を始めるなど、東京延伸への動きを先行させています。
期成同盟会ではTXについて、東京延伸に加え、東京都内で構想が進む「臨海地域地下鉄」との接続にも視野を広げています。東京都はすでに昨年末、「鉄道・運輸機構」、りんかい線を運営する「東京臨海高速鉄道」の3者で検討を進めることに合意したとしています。松丸市長は「3者の合意がTXをつなぐことにマイナスに働いたという認識はない」と述べています。