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2025年08月19日(火曜日)
早期収穫可能なナシ開発 農研機構、 ミルキーな香り
つくば市の農業・食品産業技術総合研究機構農研機構は8月5日、新品種のナシ「蒼月」を開発したと発表しました。従来の主力品種より早い時期に収穫できるため、高単価での市場展開が期待できます。甘くミルキーな香りが特徴で、来年秋以降に苗木が販売され、10年後に店頭に並ぶ見込みです。
農研機構によりますと、蒼月は、収穫時期が早い主力品種の「幸水」より20日ほど早く成熟し、7月下旬から8月上旬にかけて収穫可能です。大きさや糖度、 酸味は幸水と同じ程度だということです。蒼月には、モモや加糖練乳と同じミルキーな香り成分が含まれます。農研機構果樹茶業研究部門の高田教臣グループ長は「個性的なナシとしてファンが増えればうれしい」と話しました。